働き方の多様化や働き方改革の浸透、コロナ禍の影響などもあり「複業」という新しい働き方が注目を集めている。
株式会社Another worksは20代~50代のビジネスパーソン男女232名を対象に、企業の複業採用に関する調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
あなたの企業で複業/業務委託人材を採用した経験があるか尋ねたところ、「複業/業務委託人材の採用を行った経験がある」との回答が77.2%だった。8割以上の企業が複業/業務委託人材の採用を行っていることが分かった。
自社の事業を進めるために複業採用を検討する必要がある、または推進しなければならないと考えるか尋ねたところ、85.8%の人が「はい」と回答した。事業推進のための複業採用をポジティブにとらえる人が多いようだ。
また、複業採用のメリットだと思うことを尋ねると、「即戦力の人材を確保できる」との回答が52.2%で最多だった。次いで「複業から正社員への採用につながったことがある」が36.2%、「人手不足を補うことができる」が35.8%と続く。複業人材はスキルや経験を持った人材であることから、直近の人材課題の解決においてメリットを感じる人が多いことが分かった。
複業採用の採用難易度について尋ねたところ、85.8%が「高い/高そうだ」と回答した。
複業採用の難易度が高いと感じる人にどのような点が難しいか尋ねたところ、「人事部の主な担当が新卒採用や中途採用であるため、工数が足りない」との回答が51.3%で最多となった。次いで、「現場の課題感をヒアリングして、マッチした人を採用することが難しい」が47%という結果であることから、現場のリソース不足が伺える。
詳細結果はコチラ
今回の調査結果から、約8割のビジネスパーソンが複業人材の採用を経験していることが分かった。企業や事業の成長のためにも、社内のリソースを確保し複業採用を活用していくことが重要となるだろう。
調査対象:20代~50代ビジネスパーソンの男女
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査実施日:2024年1月22日(月)~2024年1月23日(火)
回答数:N=232
調査内容分析:株式会社Another works
【参考URL】【プレスリリース】【約9割が複業採用の難易度が高いと回答】2/9複業の日に「複業採用に関する実態調査」を公開