株式会社オープンアップグループが運営する「幸せな仕事総合研究所」は、働く10~50代の男女を対象に幸せな仕事に関する実態調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
100点を最高値として現在の「仕事に対する幸せ度」を尋ねたところ、平均点は約55点という結果になった。2022年度と比較して約5ポイント、23年度比で約1ポイント減少しており、仕事に対する幸せ度は年々減少している。
幸せな仕事につながるポジティブな理由としては、「労働時間が適切で、残業や休日出勤が少ない」が20.1%で最多であった。次いで「会社の人間関係が良好、仲が良い」が18.0%、「福利厚生などが整備されている」16.3%と続く。
Z世代の回答に絞ったところ、「福利厚生などが整備されている」が17.5%で最多となった。また、Z世代で「仕事自体にやりがいや達成感を感じる」と回答した割合は全体と比較して5.8%少なく、世代ごとの仕事観にギャップがあることがわかった。
近年どの業界でも深刻化している「人手不足」の問題についても尋ねたところ、60.6%の人が「感じる機会がある」と回答した。
人手不足を感じた瞬間としては、「十分な人員がいないため、作業時間が足りない場合」が53.6%で最多であった。次いで「複数の役割や業務を同時にこなさなければならず、業務の品質や効率が低下している場合」が31.8%、「業務に追われており、創造性やイノベーションのための時間が不足している場合」が30.4%と続く。
また、人手不足改善のため採用活動以外に何が必要か尋ねたところ、「人材を育成することで、人材不足を補う」の回答が40.3%で最多となった。
同社は「各企業が人材不足の課題に直面した際、人材を育成し、仕事の幅や可能性を広げることで、人材不足を補うことは解決策の一つとして考えられる」とコメントしている。
詳細結果はコチラ
人手不足を改善するためには採用に注力するだけでなく、社員の仕事への幸福度を高め定着率を上げていくことも重要だといえそうですね。どのような制度・施策が求められているのか、担当者の方は同調査を参考に検討してみてはいかがでしょうか!
・調査方法:インターネット調査
・調査時期:2024年5月25日~2024年5月29日
・調査機関:Grillリサーチ
・調査対象:働く10代から50代の男女 計4,578名
※Z世代:18~28歳/ミレニアル世代:29~44歳/氷河期世代:45~53歳/バブル世代:54~59歳
【参考URL】幸せな仕事に関する実態調査 2024