ITの発展やSNSの浸透により採用戦略は目まぐるしく変化している。特にデジタルネイティブと呼ばれるZ世代の採用においてはSNSを活用したコンテンツ発信がカギとなっている。
この流れを受け、株式会社No CompanyはZ世代の25卒就活生を対象に、採用情報を集める「情報収集期」と内定承諾などを行う「意思決定期」の各時期におけるSNS活用実態を調査した。
調査結果は以下の通り。
就職活動においてSNSで情報収集することがあるか尋ねたところ、情報収集期においては58.1%、意思決定期においては64.4%の学生が「ある」と回答した。
企業の情報については、情報収集期においては55.2%、意思決定期においては58.8%の学生が検索することがあると回答した。両回答から、Z世代の就活生は情報収集期よりも意思決定期において活発にSNSでの情報収集を行っていることが伺える。
SNS上の企業情報を見て入社意向度が上がったか尋ねたところ、「非常に上がった」「やや上がった」の回答合わせて79.6%の学生が上がったと回答した。
企業にどんな情報フォーマットで採用情報を発信してほしいか尋ねたところ、情報収集期、意思決定期ともに「視覚的に見やすくまとまっている画像」が1位だった。一方情報収集期においては「カジュアルで簡単に見られる短尺動画」が2位、意思決定期においては「文字ベースで詳細な情報が得られる記事」が2位と差が見られた。
情報収集期と比べると、意思決定期の学生は検討や選択のためにより深い情報を求めていることが伺える。
企業に発信してほしい情報1位は情報収集期・意思決定期ともに「1日の仕事の流れ」だった。次いで情報収集期においては「社内の人間関係・職場の雰囲気」「福利厚生」と続き、意思決定期においては「福利厚生」「社内の人間関係・職場の雰囲気」と続く。
詳細結果はコチラ
学生の時期ごとのニーズを把握し、それに合わせた適切な情報発信を行うことが重要だと言えますね。これからの新卒採用においてSNS戦略は必須になっていくと考えられるので、担当者の方は同調査を参考にしてみてはいかがでしょうか!
【参考URL】No Company、25卒就活生の「情報収集期」と「意思決定期」におけるSNS活用実態を調査。Z世代はSNSの情報で入社意向度が変化