近年、転職が当たり前となり人材の流動化が進む中で、「転職は35歳まで」という定説も変わりつつある。
このような背景から、株式会社MS-Japanは同社が運営する士業・管理部門特化型転職エージェント「MS Agent」に登録する30代~40代のデータをもとに、「ミドル世代」の雇用実態を調査した。
調査結果は以下の通り。
ミドル世代の平均年収は572万円、中央値は500万円だった。年収分布をみると、「400~599万円」がボリュームゾーンで約4割を占めている。
職種・保有資格別に平均年収を見てみると、管理部門では「経営企画」の763万円、士業では「会計士」の1,029万円がそれぞれ最も高い平均年収だった。
勤務先の業種では、「その他」を除き「製造」が13.8%で最多だった。次いで「サービス」が11.9%、「IT・通信」が10.7%と続く。一般企業に勤務するミドル世代の割合は全体で81.3%だった。
ミドル世代の転職の希望最低年収を見てみると、中央値は変わらず500万円だった。一方平均は538万円と現在の平均年収より34万円低かった。
希望最低年収を職種別に見ても、現在の平均年収より管理部門では約30万円、士業では約150万円下がっており、「多少年収が下がっても転職したい」と考えるミドル世代が多いと伺える結果となった。
転職希望条件としてリモートワーク制度を必須にしているのは、週1~2日からフルリモートまで合わせて27.1%だった。
詳細結果はコチラ
キャリア自律が広まるなか、年収以外の軸で転職をする人も増えているのかもしれませんね。転職される方の実態について、担当者の方は同調査を参考にしてみてはいかがでしょうか!
調査対象:2023年10月~2024年9月に「MS Agent」に登録のあった30代~40代
調査テーマ:「30・40代の雇用実態レポート2024」
調査主体:株式会社MS-Japan
【参考URL】ミドル世代(30・40代)の雇用実態レポート【2024年版】平均年収は572万円で、「3人に1人」が「リモートを必須」を希望