今年9月に改訂された「高齢社会対策大綱」では「年齢に関わりなく希望に応じて活躍し続けられる経済社会の構築」が目標として掲げられている。
このような背景からIndeed Japan株式会社は、シニア世代(60歳以上)の仕事探しの動向および、シニア世代を募集している求人動向の調査を行った。
Indeed上の「60歳/60代」「70歳/70代」に関連するキーワードを用いた仕事検索割合の推移について、2024年8月時点で両者ともに過去6年間で最高の割合となった。割合を2018年8月と比較すると「60歳/60代」は4.3倍、「70歳/70代」は17.4倍増加していた。
一方「60歳以上歓迎」としている求人についてはコロナ禍初期である2020年7月をピークに大きく減少し、2022年からは0.1%前後を推移し続けている。
その要因について、Indeed Hiring Labエコノミストの青木雄介氏は「特定の年齢層に依存せずに幅広い候補者にアプローチし、求職者個々のポテンシャルやスキルに向き合って採用を行う傾向が強まっていることが挙げられます」と分析している。
詳細結果はコチラ
人手不足が深刻化する中、シニア世代の求職ニーズは高まっていることが分かりましたね。担当者の方は同調査を参考に、採用戦略を検討してみてはいかがでしょうか!
調査主体:Indeed Japan株式会社
調査対象期間:
・仕事検索動向:2018年8月~2024年9月
・求人動向:2019年1月~2024年9月、3カ月移動平均
調査対象:
・仕事検索動向:日本のIndeed上の「60歳/60代」「70歳/70代」に関連するキーワードを含む仕事検索割合
・求人動向:日本のIndeed上に掲載されている全求人に対する「60歳以上歓迎」としている求人の割合
【参考URL】シニア世代(60歳以上対象)の仕事探し・求人動向を調査