近年、転職が当たり前になりつつあることで人材の流動性が高まっている。このような背景から、株式会社ツナグバはインターネット調査を通じて「20代の転職意識に関するアンケート」を実施した。
調査結果は以下の通り。
現在の職場を続けている最も強い理由は何か尋ねたところ、「人間関係が良好」の回答が31.6%で最多となった。次いで「ワークライフバランスがいい」が21.2%、「今の環境が安心」が20.8%と続く。
転職へのスタンスについて尋ねたところ、全体では「良い会社があればする」が37.8%で最多となった。男女別にみると、女性は「20代でも良い会社があれば転職するべきだと思っている」が48.19%で最多。一方男性では、「人生で1,2度転職することはあると思う」が32.46%で1位、「20代では転職は少ない方が良い」が23.68%で2位と、転職に対する考え方に男女差があると明らかになった。
また、現在の職場で特に満足していること、または転職をためらう理由について尋ねたところ、下記のように職場の人間関係を重視する回答が多く寄せられていた。
- 「職場の人間関係が良好で、私の要望や意見もちゃんと聞き入れてくれ、質問や相談したことには親身に答えてもらえる、とても良い環境で仕事ができている」
- 「給料は低いが、上司が優しく大体は相談すると休みの融通も利くので、お金に困りすぎない限り転職はしないと思う」
- 「育休産休が取りやすく人間関係が良好であるのと環境を変えるのは怖さがあるから現状維持がよい」
詳細結果はコチラ
賃上げの機運が高まっていますが、給与にある程度不満があっても人間関係が良好であれば転職しない20代の方も多いと分かりました。担当者の方は給与についてだけでなく、職場の雰囲気づくりに関する施策についても引き続き検討していく必要がありそうです!
・調査日:2024年11月28日~2024年12月3日
・調査主体:株式会社ツナグバ
・調査方法:インターネット調査
・対象:307名(男性:114名、女性:193名)
【参考URL】20代の転職しない理由!「良好な人間関係」が転職最大のブレーキに ― 給与不満でも53%が「今の職場」選択!若手の職場定着の鍵は「人間関係」か!? 第6回 20代転職白書Byツナグバ