働き方改革に伴い、出社や残業、年功序列が当たり前の「昭和的」な働き方・キャリア観が「令和的」で柔軟なものへと変わりつつある。一方、働きやすくはあるものの働きがいの無い企業が「ゆるブラック企業」と呼ばれるなど、近年では働き方やキャリア観が急速に多様化している。
このような背景からパーソルキャリア株式会社は、616人の社会人男女を対象に「2024年 価値観変化の実態調査」を実施した。
調査結果は以下の通り。
自身の価値観について「令和的」か「昭和的」かどちらだと思うか尋ねたところ、全体で62.8%の人が「断然令和的」「令和的」「どちらかといえば令和的」と回答した。年代別で見ると、「令和的」の回答が最も多かったのは68.2%で30代だった。
働き方の価値観については「令和的」が59.9%であり、残業はせず、出社やリモート、出退社の時間を自分で決める人が多数派だった。
キャリア観についても「令和的」が66.9%と過半数を上回っており、「転職が当たり前」、「実力主義」の回答は7割以上を占めていた。一方、「管理職は男性のイメージ」が92.6%、「仕事のスタイルは上司に合わせる」が60.5%と、「昭和的」な価値観が見られる回答もあった。
昭和と令和の価値観が入れ替わる可能性があるか尋ねたところ、全年代で「入れ替わると思う派」が過半数を占めた。
詳細結果はコチラ
多くの人が「令和的」な価値観を持っていながらも、「昭和的」な価値観と入れ替わる可能性もあると考えていることが明らかになりました。働き方やキャリア観が多様化する中、今後は「令和」と「昭和」、それぞれの良さを活かすことが誰にとっても重要になっていくかもしれませんね。
調査対象者 :現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2024年12月4日〜12月9日
有効回答人数:616人
調査方法 :インターネット調査