リクルーティングの世界市場におけるIndeed対LinkedInの戦い

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200ヶ国の3億人が登録しているLinkedInは世界的なリクルートメント市場において、最も有力な会社のひとつでしょう。
LinkedInに対抗するのは、50ヶ国において28の言語で、少なくとも一ヵ月に1億4千万人が利用しているIndeedで、こちらも世界的なリクルートメント市場での有力な会社です。

両社ともに新しい国際的なリクルートメントサービスの先駆者であり、
革新的なサービスを提供しています。
Intelligenceグループが45ヶ国で行った調査であるGlobal Talent Acquisition Monitorによると、87%の労働者が就職活動・転職活動の際にIndeedよりもLinkedInをよく利用すると解答しました。
しかし、IndeedはLinkedInが市場で優位にあるマーケットにおいても、シェアを拡大しているようです。アメリカにおいてはLinkedInに続いて2位、イギリスとオランダでは4位となっています。

●LinkedInの各国でのシェア
IntelligenceグループとSimilarweb.comのデータによると、LinkedInはドイツやポーラーンド、オーストリアやチェコでは3〜4%のシェアとなっているようです。ドイツやオーストリアではXing.comがLinkedInを圧倒しています。
ヨーロッパではシェアが少ないものの、南アフリカやブラジル、カナダ、アルゼンチン、アメリカではLinkedInは人気のあるリクルートメントチャネルです。オセアニアやアジアでのLinkedInのシェアはどうかと言うと、ニュージーランドでは8%、日本や台湾ではたったの2%という結果になっています。

●Indeedの各国でのシェア
Indeedはアメリカ、イギリス、オランダ、フランス、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアではLinkedInに迫る高いシェアをマークしています。日本においては、LinkedInよりも高いシェア12%をマークしています。
これはリクナビの17%に次いで、日本のジョブボード市場では2位をとなっています。2012年11月にリクルートホールディングスの一部となったことから、日本を皮切りにアジアでのシェアを伸ばすことが予想されます。

全体的に見れば、現在のところLinkedInがこのシェア争いには勝っていますが、LinkedInにせまる勢いをIndeedが見せていたり、日本のように国によってはIndeedがLinkedInよりメジャーであるところもあります。今後も両社のシェア争いは続いていきそうです。

With over 300 million profiles and presence in 200 countries, LinkedIn seems to be the dominant player for global recruitment. But there is competition from a new kid on the block. Indeed.

参考:
http://www.ere.net/2014/11/27/the-battle-for-global-recruiting-domination-indeed-vs-linkedin/