1月の有効求人倍率は1.26倍、4か月ぶりの上昇

厚生労働省が3月4日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2025年1月の有効求人倍率(季節調整値)は前月を0.01ポイント上回る1.26倍であり、4か月ぶりの上昇となった。

1月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると0.4%減少。産業別では、サービス業(警備業など他に分類されないもの)(5.0%増)、学術研究,専門・技術サービス業(3.2%増)、情報通信業(1.6%増)などで増加。教育,学習支援業(5.3%減)、生活関連サービス業,娯楽業(5.0%減)、運輸業,郵便業(3.5%減)などで減少となった。

警備業では1月の大学入学共通テスト等の影響で求人増加が目立つ。都道府県別に1月の有効求人倍率(季節調整値)を見ると、最も高いエリアは前月に続き1.85倍の福井県、最も低いエリアは1.06倍の北海道となった。

また、総務省が発表した1月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月と同水準だった。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和7年1月分)について