
近年、就活において採用しなかった候補者が、将来の採用候補として注目を集めている。そのため形式的な「お祈りメール」は学生にとって悪印象を残し、企業イメージや今後の採用活動に影響を与える可能性がある。
このような背景から株式会社Value marketは、過去2年以内に新卒採用で不採用通知を受け取った求職者を対象に、通知を受けた経験が企業への印象や転職意向にどのような変化をもたらしたか調査した。
調査結果は以下の通り。

不採用通知を受けた後にその企業への印象がどのように変化したか尋ねたところ、「非常に良くなった」「やや良くなった」合わせて44.0%の候補者が「良くなった」と回答した。
反対に、企業イメージが悪くなったと回答した候補者は、「非常に悪くなった」「やや悪くなった」合わせて26.9%だった。

新卒採用の選考で不採用になった企業のうち、最終選考まで進んだ企業に今後中途採用で応募する意向があるか尋ねたところ、「非常に高い」「やや高い」合わせて45.8%の候補者が「また応募したい」と回答した。

不採用となった企業から「今後どのような情報を受け取りたいか」と尋ねたところ、「会社の事業や業績に関するニュース」が31.7%で最多となった。次いで「中途採用の求人情報の案内」が30.8%、「業界トレンドの把握に役立つコラム」が28.6%と続く
詳細結果はコチラ

約46%の就活生が最終選考で不採用になった企業への再応募を視野に入れており、不採用後の対応が今後の採用に大きな影響を与えると分かりました。自社の人材プール形成や中長期的な採用戦略のため、選考が終わった後の対応も重要になっていくと言えそうです!
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:過去2年以内の新卒採用の経験者で、不採用通知を受け取ったことのある全国の20代の男女
・有効回答数:227
・調査実施日:2025年2月4日
【参考URL】【新卒採用における不採用者の再応募意向と企業への関心調査】最終選考まで進んだ企業への再応募意向は45.8%!求職者の半数近くが中途採用での再チャレンジを視野に