
パーソルキャリア株式会社は45歳~60歳のミドルシニア層を対象に、同社が運営する転職サービス「doda」に登録した転職希望者と、「doda」エージェントサービスを利用して転職した個人のデータを分析した「ミドルシニアの転職実態レポート(2024年版)」を発表した。
調査結果は以下の通り。

「doda」におけるミドルシニア(45~60歳)の新規登録者数は2023年比で約118%伸びており、2020年から4年連続で増加していた。

業種別に登録者の伸び率を見ると、1位が「医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス」で125.6%、2位が「教育」で122.0%、3位が「公社・官公庁・学校・研究施設」で121.6%だった。

「doda」のエージェントサービスを利用したミドルシニアの転職決定者数の推移を見てみると、2023年比では107%の増加に留まるも、2019年比では約2倍の伸び率となった。

転職後の業種別でみると、伸び率1位は「人材サービス・アウトソーシング・コールセンター」で136.0%、2位は「小売」で124.8%、3位は「金融」で124.3%だった。
1位の「人材サービス・アウトソーシング・コールセンター」では、特に「技術系アウトソーシング(特定技術者派遣)」での転職決定が増えており、半導体関連の生産施設の稼働開始などの背景から、状況に合わせ多様な専門知識を活用できる技術者が求められていると伺える結果となった。
詳細結果はコチラ

ミドルシニア層での転職活動が活発になっていることが分かりましたね。即戦力人材の獲得競争が激化する中、経験豊富なミドルシニア層への注目はますます高まっていきそうです!
・調査対象:2023年、2024年に転職サービス「doda」に登録した個人、「doda」エージェントサービスを利用し転職した個人(45歳~60歳)