AIを活用したサービスが世界的に広がり普及する中で、その利活用に関する法規制やガイドラインが相次いで整備されつつある。日本国内ではAIを直接規制する法律はまだ存在しないものの、総務省および経済産業省が策定・公表した「AI事業者ガイドライン（第1.1版）」などを通じて、事業者に自主的な取り組みが求められている。
このような背景から株式会社PeopleXは、株式会社ギブリー、パーソルイノベーション株式会社、株式会社ROXXとともに「AIによる採⽤⾯接‧⼈事評価サービス協議会（略称：AIAC）」を設立した。
人材業界では深刻化する労働力不足を背景に、AIを活用した採用や人事評価への関心が高まりつつある一方、ガイドラインの整備は進んでいないのが現状だ。AIACにはAIサービス提供者と利用者が加入しており、今後はAI面接や評価に対する社会的理解と信頼を向上させ、適切な生成AI活用のためのガイドラインを整備するために行政機関との意見交換等を行っていくという。
同協議会は「本協議会では、各社サービスをご利用いただくユーザーのニーズを反映し、日本における信頼性の高いサービス基盤の法制度整備に向けた提言を行います。また、AI活用に関する政府施策の推進を支援しながら、より良い社会の実現に貢献していきたいと考えています」とコメントしている。
人に関わる採用や評価の領域でAIを使うには、透明性や公平性、信頼性が特に重要になってきますね。AIサービスをより良く活用していくため、今後はこうしたガイドライン整備の流れが強まっていきそうです！
【参考URL】「AIによる採⽤⾯接‧⼈事評価サービス協議会（略称：AIAC）」の設立について
