4月の有効求人倍率は1.26倍、前月と同水準

厚生労働省が5月30日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2025年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.26倍で、前月と同水準となった。

4月の新規求人(原数値)は前年同月と比べて2.2%増加した。産業別で見ると、情報通信業(9.0%増)、サービス業(他に分類されないもの)(8.3%増)、学術研究・専門・技術サービス業(4.4%増)などで増加。一方、生活関連サービス業・娯楽業(4.4%減)、宿泊業・飲食サービス業(1.8%減)、運輸業・郵便業(1.3%減)などで減少となった。

都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、最も高いのが福井県で1.87倍、最も低いのが大阪府で1.05倍となった。大阪・関西万博で人手が足りないという声が挙がる一方、物価高を背景に仕事を探す動きも活発化している。

また、総務省が発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月と同じ水準だった。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和7年4月分)について