イギリス国内で約8000人ものリストラを行う予定の、ヨーロッパ最大の銀行であるHSBCの大規模な人員削減は、会計分野のリクルーターや即戦力の人材を望む企業にとっては朗報かもしれません。
BBCによると、HSBCはイギリス国内にいる4万5千人の従業員に対して、8000人の人員削減を行う事を計画しています。全世界的には2万5千人ものリストラを計画しているという事です。
「HSBCで働いていた経験を積んだ有望な会計分野の人材がHSBCからリストラされることで、競合他社にとっては即戦力となる人材獲得のチャンスとなっています。例えば、信用貸しやコンプライアンスなどの業務を経験した人材は現在でも需要があります。」と会計分野のリクルーターは語ります。
また別の会計分野のリクルーターもこれに同意し、リスク管理のスペシャリストも需要があるので、引く手あまただろうと付け加えます。
HSBCは、トルコやブラジルの事業を売却するなど、コストを削減するためのポートフォリオの“重大な立て直し計画”に着手したと6月9日に発表しました。親会社であるHSBCホールディングスは、現在ロンドンに本社がありますが、コスト削減にともない現状を見直しており、今後本社をどこに置くかは検討中であるということです。
Significant job cuts at HSBC bank, of which 8,000 are expected to be in the UK, are not expected to ease the pressure financial recruiters face in finding candidates for certain positions.
参考:Recruiter
http://www.recruiter.co.uk/news/2015/06/still-demand-for-financial-talent-despite-hsbc-job-cuts/