「Kasooku」運営の株式会社ドゥーファが総額約1.9億円の資金調達

副業マッチングプラットフォーム「Kasooku」を運営する株式会社ドゥーファが、プレシリーズAラウンドで総額約1.9億円の資金調達をした。

引受先は、新規リード投資家としてスタートアップスタジオ「BeyondX」を中心に、エンジェル投資家の坂本達夫氏やLITALICO創業者の佐藤崇弘氏など。調達した資金の中には日政策金融公庫からの追加デットファイナンスも含まれる。

「BeyondX」とは

and factory株式会社元取締役の水谷氏と元執行役員の梅谷氏が立ち上げたスタートアップスタジオ。
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今回の資金調達実現の背景には、今後の副業マーケットの広がりに対する期待感がある。
近年低コストでクオリティの高い仕事ができる人材として、副業人材や外部人材のニーズが高まってきている。

また、現在の新型コロナウイルス流行により事業の縮小やテレワークが各所で進む中で、副業や兼業を認める企業が増加している。

この流れは収束後も続き、副業マーケットがより一層拡大して一般化すると考えられる。

同社はこれまでも副業をする人と副業人材を受け入れる企業を支援するサービスを提供してきており、副業マーケットの中心となる存在として期待される。

今回投資に賛同したBeyond X株式会社の代表取締役CEOの水谷氏は、「ベンチャーらしいスピード感のみならず、規律とガバナンスをもった経営をしており、逆風の中でも成長し続けてくれると信じております」とコメント。

また、株式会社ヒーローインキュベーター代表取締役の福嶋氏は「2014年頃から交流のある一戸氏にたくましさと頼もしさを感じ、今後の活躍により一層の期待値が高まった。働きたい人が頑張れる環境の一つの選択肢として、”副業”という働き方が広がるサービス、プラットフォームを今後も展開してくれることを期待している」と語った。

今回の資金調達に関して、株式会社ドゥーファの代表取締役会長一戸氏は「エンジェル投資家に参画いただけたのは、副業市場の大きな可能性への共感、リリース後のユーザー数ならびに導入企業数が本ラウンドを達成できた要因だと思う」とコメントした。

「コロナウィルスの影響で働き方のパラダイムシフトが今後起こる。現状副業は働き手も受け入れ先もまだ当たり前になっていないが、新たな働き方にシフトしていく中で、副業をすること自体も急速的に一般的になる。今後も低迷する日本経済に貢献できるようサービスを提供し、“副業”を通じて一気に働き方を加速的に変えて日本を元気にしたい」