5月の有効求人倍率は1.20倍、求人数は前月から12%減

厚生労働省が6月30日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2020年5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.20倍と、前月から0.12ポイント下落した。

5月の新規求人(現数値)は前年同月比で32.1%減。産業別に見ると、宿泊業や飲食業、生活関連サービス業、娯楽業、製造業で新規求人が4月から引き続き40%以上減少している。

有効求人倍率減少の背景には、4月に発令された緊急事態宣言による外出自粛や休業に伴う求人数の減少がある。

また総務省が発表した5月の完全失業率(季節調整値)は2.9%。前月の2.6%から0.3ポイント悪化した。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和2年5月分)について