新型コロナウイルスの影響が長期化する中、株式会社リクルートジョブズは採用現場で求職者および企業、両者のニーズが加速している「オンライン面接」について、企業の導入の課題と対応策についてまとめ発表した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、日常におけるオンラインツールの利用頻度も高まっている。2020年4月の求職者による「オンライン面接」の検索回数は、2019年同月と比較し、約10倍に増加しており、求職者のオンライン面接へのニーズは加速傾向にあることがわかった。
2020年5月下旬に同社がメルマガ会員を対象に行ったアンケート調査では、オンライン面接を「全面的に取り入れている」「一部取り入れている」と回答した企業は約3割、「今後取り入れる可能性がある」とした企業が約3割という結果だった。全体で約6割の企業がオンライン面接に関心を持っていることが明かになった。
また、求人媒体『タウンワーク』で「オンライン面接」特集を実施すると、オンライン面接を案内する原稿は増加傾向にあることがわかった。
オンライン面接可能な企業に対する求職者の関心は高まっており、企業側にも日程調整のしやすさや面接機会の増加などのメリットがある。一方で、求職者が抱える利用への不安払拭や企業が導入する際の現場で発生しうる課題の把握が必要となる。事前に必要な課題と対応策を準備しておくことで、スムーズなオンライン面接の導入と活用が期待できる。
社会の変化とともに、採用方法に対する求職者ニーズも変化している。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、「オンライン面接」を可能とする求人が、今後ますます目を惹くかもしれない。