求人広告減少でディップ株式会社の税引き利益44%減

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、飲食店などの顧客企業では時短営業指示などの影響で採用を控える動きが広がり、求人広告が減少した。

求人広告サイトを運営するディップ株式会社は2020年10月8日、2020年3~8月期の単独決算の税引き利益が27億円であったと発表した。これは前年同月期との比較で44%減となる。

売上高は前年同月期から30%減の160億円。同社の運営するアルバイト求人サイト「バイトル」への求人広告の出稿が4月以降に急激に減少し、営業利益は48%減の37億円となった。

同社はSBIインベストメントと共同で設立した投資ファンドを連結子会社化するため、2020年9~11月期から連結決算に移行する。連結後の2021年2月期の業績予想は売上高が329億~366億円、純利益が45億~62億円となる想定だ。

【参考URL】ディップ、3~8月の税引き益44%減 求人広告落ち込む