Another works、奈良県三宅町と複業人材登用によるまちづくりで実証実験開始

昨今行政では少子化や高齢化に限らず、国際化や情報通信技術の進展などにより住民のニーズが多様化し、様々な改革が求められている。改革推進のためには住民から信頼される効果的で効率的な施策が必要だが、業務の煩雑化が職員の日々の業務圧迫を引き起こしている。

これを受け、株式会社Another worksは2020年10月19日、奈良県三宅町と民間で活躍する複業人材登用によるまちづくり包括連携協定を締結して実証実験を開始した。民間で活躍する人材と複業の機会を最大化させて新しいまちづくりに取り組み、地方創生を推進していく。

実証実験では、三宅町の町長と共に活躍する複業人材を「DXアドバイザー」「人事・採用戦略アドバイザー」「広報戦略アドバイザー」の3つの職種で公募する。同社を通じて地方創生に想いのある複業人材が三宅町の町づくりに参画することで、行政事務や効率化のためのDXを推進させる。また、広報や採用活動を強化して地域の更なる活性化に繋げていくことを目的としている。

住民からの声を集めて届いた課題に対し、即戦力となる民間の複業人材と共にプロジェクト化して取り組むことで住民サービスや満足度の向上を図る。さらに現職員の業務軽減に寄与することで業務効率化を狙っていく。

今後の展開について同社は「10,000名以上の複業人材のデータを保有するAnother worksと、日本で2番目に小さい三宅町が共同で地方創生のための取り組みを推進することで、複業人材を登用した官民連携の事例として新たなロールモデルとなることを目指します。(中略)Another worksと三宅町は今後も、官・民・個の挑戦を当たり前にするため邁進してまいります」とコメントしている。

【参考URL】Another worksと奈良県三宅町が複業人材登用によるまちづくりで実証実験を開始