9月の有効求人倍率は1.03倍、有効求人数は3か月ぶりに微減

厚生労働省が10月30日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2020年9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍と、前月から0.01ポイント下落した。

9月の新規求人(現数値)は前年同月比で17.3%減。産業別に見ると、建設業で新規求人は5.9%増加。生活関連サービス業、娯楽業、宿泊業、飲食サービス業では30%以上減少している。

有効求人倍率減少の背景には、有効求職者数が増加したのに対し有効求人数が減少したことが考えられ、雇用の状況はまだ厳しいようだ。

また総務省が発表した9月の完全失業率(季節調整値)は3.0%。前月から変動はなかった。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和2年9月分)について