ギークス株式会社、ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ITフリーランス案件倍率レポート」発表

ギークス株式会社は、案件数と案件を探すITフリーランスの人数から算出した「案件倍率」をまとめた、ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ITフリーランス案件倍率レポート」を発表した。

案件倍率とは

同社が運営する案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」にて案件を探すITフリーランス1人に対して、企業案件が何件あるかを算出した数値(小数第三位を四捨五入)。

詳細は以下の通り。

案件倍率、2020年12月には同年1月と同等程度に回復

2020年1~12月の案件倍率は最も多い月が1月で11.45倍、最も低い月が5月で3.90倍であった。5月の案件倍率減少の要因として、新型コロナウイルスの影響で4月に緊急事態宣言が発令されたため「今後の事業活動が見通しづらいため、一旦人材の受け入れを抑制する企業」などが増加したことが挙げられる。しかし、6月以降はSaaS・ヘルスケア・EC分野を中心に案件数が徐々に回復し、12月の案件数は最も多かった1月と同等程度の8.74倍に回復した。

2021年の緊急事態宣言では案件減少見られず

2021年1~2月の一部都市で発令された緊急事態宣言後は昨年4月に発令された緊急事態宣言と比較して、各社で緊急事態宣言の発令による影響が見通し易くなっていることやリモートワーク体制が整っていることから前回のような案件数の減少はみられていない。

IT人材が不足している状況はコロナ禍でも変わらず、引き続きITフリーランスのニーズは高まっているようだ。

【参考URL】ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」を発表 ~ 2020年12月には案件数回復。2021年3月に向けて案件数増加の見込み ~