新型コロナウイルスの影響でリモートワークを実施する企業が増える中、急速に採用活動のオンライン化が進んだ。
株式会社ビズリーチは、企業の人事・採用担当者を対象に「採用活動と入社者のオンボーディング」に関する調査を実施した。同調査は、採用だけでなく入社者のオンボーディングにおけるオンライン対応の状況やその課題を明らかにすることを目的としている。調査結果は以下の通り。
勤務先でオンライン採用を実施しているか尋ねたところ、「実施している」と回答した人が91%であった。新型コロナウイルスの影響を大きく受けたこの約1年で採用活動のオンライン化が進んでいると考えられる。
また、入社者のオンボーディングをオンラインで実施しているか尋ねたところ、「全てオンラインで実施している」と回答した人が14%であった。「一部オンラインで実施している」と回答した52%と合わせると、全体の66%が入社者のオンボーディングもオンラインで実施していることがわかった。
採用活動から入社後のオンボーディングにおいて課題があるか尋ねたところ、「課題がある」と回答した人が18%であった。「どちらかといえば課題がある」と回答した40%と合わせると、全体の58%が入社者のオンボーディングに課題を抱えていることがわかった。
次に、「課題がある」と回答した人に具体的にどのような課題があるかを尋ねた。トップは「採用した人材が、社内で人間関係を構築しやすくしたい」で70%、次いで「採用した人材が活躍するまでの時間を短くしたい」が66%と続く。
詳細結果はコチラ
今回の調査について同社の運営するHRMOS WorkTech研究所所長友部博教氏は、「入社者が適切にオンボーディングして早期に活躍していくためには、採用・人事部門や入社者の受け入れ部門が一体となり、採用活動におけるゴール設定そのものを見直していく必要もあるのではないでしょうか」とコメントしている。
対象:HRMOS採用導入企業、ビズリーチメールマガジンの購読者
調査期間:2021年4月26日~2021年5月14日
件数:232件