パーソルキャリア株式会社は、ビジネスパーソンを対象に転職に関する意識調査を実施した。調査結果は以下の通り。
転職に対するイメージについて尋ねたところ、「ポジティブ」と回答した人が15.9%であった。「どちらかというとポジティブ」と回答した41.2%と合わせると、全体の57.1%が転職にポジティブなイメージを持っていることがわかった。
年代別に見ると、20代で「ポジティブ」と回答したのが66.6%、30代では62.5%となり、年代が若いほど転職をポジティブに捉えている傾向があることがわかった。コロナ禍で個人が自分軸で働くことに価値を置く傾向が強まり、情報に敏感で適応力がある若年層ほど転職に希望を見いだしていると考えられる。
現在の転職意向について尋ねたところ、「転職を決意している」という回答した人が6.9%、「転職を検討している」と回答した人が13.7%であった。「興味をもっている」と回答した28.9%と合わせると全体の49.5%が転職を意識しているという結果になった。
性別で転職意向を見ると、「転職を決意している」「転職を検討している」「転職に興味をもっている」の合計は、女性の方が2.5ポイント差で高い結果となった。最も差が大きかったのは、「転職に興味をもっている」で1.9ポイント差となった。理由として、女性の方がライフイベントにより働き方を見直すケースが多いことやコロナ禍の影響を受けやすい職種の就業者に女性が多いことが考えられる。
詳細結果はコチラ
調査概要
ウェイトバック:正社員・正規職員の地域・年代・性別に合わせて実施
対象者:20~65歳の正社員・正規職員(公務員除く)
集計対象数:16,107人
調査手法:インターネット調査
調査期間:2021年3月12日~3月17日