近年、採用関連情報や求人の募集要項など、採用に特化したコンテンツを集約した採用サイトを作成している企業が増えている。採用サイトは、求職者の応募の促進や入社後のギャップを防止する効果がある。一方で、既に採用サイトのある企業や採用サイトの制作を検討している企業からは「採用サイトがどの程度就職活動者に活用されているのか」「採用サイトを作成してメリットがあるのか」など疑問の声も挙がっている。
株式会社ONEは2021年6月、就職活動および転職活動をした人を対象に企業の採用サイトに関する意識調査を実施した。調査結果は以下の通り。
応募企業の情報収集でどのサイト・メディアを見て情報収集を行うか尋ねたところ、「企業のホームページ」と回答した人が84.8%であった。次いで「企業が運営する自社採用に関するサイト」が50.4%と続く。多くの人が企業ホームページや企業の採用サイトで情報収集していることが分かる。
採用サイトの情報は就職・転職活動において重要だと感じるか尋ねたところ、「重要な情報だと感じる」と回答した人が83.9%であった。また、採用サイトがある企業とない企業の印象の違いについて尋ねたところ、「採用サイトがある企業のほうがポジティブに感じる」と回答した人が62.4%であった。多くの求職者が採用サイトを重要な情報と感じており、採用サイトがあることで企業への好感度が上がることが判明した。
企業情報を知るために採用サイトで見たい情報は何か尋ねたところ、トップは「仕事内容」で59.1%であった。次いで「企業情報」が37.0%、「福利厚生」が32.8%と続く。また求職者が採用サイトを見る理由として、「採用だけに特化したコンテンツが集約しているのでわかりやすい」「社員のインタビューや写真を見ると入社後がイメージできるので面接への意欲が上がる」との声が挙がっている。
また同社は、今回の結果に基づいたホワイトペーパーを2021年7月19日より公開した。
資料のダウンロードはコチラ
調査内容:転職・就職活動の情報収集についての意識調査
調査対象: 2020年2月頃以降に就職・転職活動を行った全国20歳~39歳の方
実施期間:2021年6月9日~2021年6月10日
調査方法:WEBアンケート調査
調査サンプル数:540名
企業の採用担当者は、同社の資料を参考に自社の採用サイトを見直してみてはいかがだろうか。
【参考URL】企業の「採用サイト」に関する意識調査を公開