株式会社リクルートホールディングスは2021年8月12日、2022年3月期の連結純利益が上方修正され2000億~2500億円になる予想だと発表した。売上収益も上方修正され、2兆6000億~2兆7000億円になる見通しとなった。
また2021年第一四半期の業績を事業別に見ると、「Indeed」や「Glassdoor」を主軸とするHRテクノロジー事業の売上収益は前年同期比で148.9%増加し1844億円であった。新型コロナウイルスが流行する前の2019年同期と比較しても増収増益となっており、全社の業績を大きく牽引している。メディア&ソリューション事業の売上収益は前年同期比で14.2%増加し1518億円、人材派遣事業は前期比22.2%増加し3351億円となった。
HRテクノロジー事業の主な市場である米国では、手厚い失業給付や感染リスクへの恐れを背景に求職活動が低調している。一方でワクチン接種により経済活動が再開し、有料求人広告利用が増加した。さらに「Indeed」及び「Glassdoor」上での採用競争が継続したことが売上収益大幅アップにつながっている。