ファインディ株式会社は、ITエンジニア・Webエンジニアの出社頻度や転職検討時の優先事項に関しての動向を探る調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
希望する出社頻度について尋ねたところ、「フルリモートが良い」という回答が46%で最多であった。次いで「週1~2程度の出社が良い」が38%と続く。一方「週3~4程度の出社が良い」「週5で出社したい」という回答はそれぞれ5%、2%であり、リモートでの働き方を好むエンジニアが多いことが分かった。
転職やフリーランスの新規案件選考に興味があるか尋ねたところ、「非常に興味がある」と回答したエンジニアが21%であった。「やや興味がある」と回答した46%と合わせると67%のエンジニアが転職に興味があることが分かった。転職に興味を持つエンジニアは、今の会社のどのようなことに不満を持って転職を考えるのだろうか。
転職で最も重視するものについて尋ねたところ、「年収などの待遇面」との回答が32%で最多となった。次いで「会社の事業」が21%、「働き方の柔軟性」が16%と続く。
一般的に独自のサービスを開発している会社では、受託開発を行う企業と比較すると新しい技術領域に挑戦しやすかったり、休暇を自由に取りやすかったりすると言われている。「会社の事業」の次に「働き方の柔軟性」「利用している技術」が続いていることを鑑みると、「新しい技術が学べそうな環境」「柔軟な働き方ができる環境」が好まれそうだ。
エンジニアを採用したい企業はこちらの調査を参考に、新しい技術を取り入れる文化の醸成と社員が柔軟に働ける環境整備に向けて施策を考案してみてはいかがだろうか。
調査期間:2021年6月30日〜2021年7月18日
調査方法:インターネット調査
調査目的:IT/Webエンジニアのキャリア動向調査
調査対象:Findy会員のIT/Webエンジニア1,044名(正社員881名、フリーランス163名)
調査対象属性(平均、中央値):年齢(32.9歳、32.8歳)、年収(670万、618万)
調査主体:ファインディ株式会社
【参考URL】[8月30日 12:01訂正]8割以上のIT/Webエンジニアが出社頻度について「フルリモートワーク」または「週1-2程度の出社」が良いと回答