【2023年10月度 HRog市場分析レポート】正社員・アルバイト・派遣の求人マーケット動向をチェック!

約100の求人情報ビッグデータから最短2クリックで簡単分析できる人材業界向け採用市場分析ツール『HRogチャート』を活用した「2023年10月度 HRog市場分析レポート」をお届けします。正社員・アルバイト・派遣それぞれの最新の求人動向や傾向を示す参考資料として、ぜひご活用ください。

2023年10月度のマーケット別サマリ
  • 正社員マーケットでは、「ITエンジニア/IT系専門職」においてインボイス関連求人が昨対比で6.23倍に。
  • アルバイトマーケットでは、10月1日の最低賃金改定を受け時給が急上昇。
  • 派遣マーケットでは、「ITエンジニア/IT系専門職」は前月比 +7,675件。

正社員マーケット

需要が高まるインボイス人材

10月1日からのインボイス制度の開始により、インボイス関連人材の需要が高まっています。

日本経済新聞「8月の転職倍率2.38倍 『インボイス人材』引き合い強く」によると、経理支援システムを売り込む人材の拡充など、企業の求人意欲が高まっているとあります。

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サイト「doda」では8月に、インボイスの開始を前にして会計ソフトウエアをクラウド経由で提供するSaaS系企業の求人が伸びました。

職種別では、営業職が前月比2.9%増加しています。支援システムの需要の高まりに伴い、開発・運用を行うエンジニア職だけではなく、新規顧客を獲得する営業職でも採用が活発化しているようです。

インボイス関連求人、エンジニア職で昨対比 6.23倍

正社員マーケットにおいて実際に求人動向を調査したところ、2022年10月から2023年10月までの1年間で、仕事内容に「インボイス」を含む求人が右肩上がりで増加していました。職種別では「ITエンジニア/IT系専門職」で昨対比で6.23倍、「営業/事務/企画/管理」で2.07倍増加しました。

「ITエンジニア/IT系専門職」系職種でインボイス関連求人件数を企業別に調査したところ、Sansan株式会社の求人数が昨対比で24件増加しています。次いでデロイトトーマツ税理士法人が+6件、株式会社グラビスが+6件と続きます。

SanSan株式会社が出している求人の詳細を見たところ、インボイス管理サービス「Bill One」の開発・運用エンジニアと同サービスを販売する営業スタッフの募集が増加していました。特に営業職は40名の大量募集。同社は求人内で「『Bill One』の事業の最大化に向けて営業体制を再構築していくことが急務」と言及しています。

アルバイト・パートマーケット

最低賃金改定を受け時給が急上昇

2023年10月1日からの改定により、最低賃金は全国平均で時給1004円と初めて1000円を超えました。今回の改定を受け、非正規雇用における時給はどのように変化しているのでしょうか。

アルバイトマーケットにおいて2022年10月から2023年10月までの時給下限平均額の推移を調査したところ、2023年10月1日の改定前後で時給が急上昇していました。

職種別で見てみると、前年から最も時給が上昇していたのは「建設/土木/エネルギー」(+343円)でした。次に公務員/団体職員が+114円、クリエイティブ(Web系)が+111円と続いています。

賃金、地方で大幅引き上げの傾向

最低賃金の引き上げ額は、都道府県によって異なります。日本経済新聞「最低賃金、全国平均1004円に 地方中心に24県目安超え」によると、地方ほど人材の流出と人手不足が深刻で、最低賃金を通じた賃上げの必要性が強まっている、とあります。

中央最低賃金審議会は地域の経済状態に応じて都道府県を「A〜C」の3ランクに分け、それぞれ引き上げの目安額を示しています。今年はAが41円、Bが40円、Cが39円でした。

今年は多くの県で目安を上回る引き上げとなりました。上乗せ額は佐賀県が8円と最も多く、山形や鳥取、島根は7円でした。人手不足が深刻な地方ほど大幅に引き上げています。

実際に都道府県別で時給下限平均額を調査してみたところ、前年から最も時給が上昇していたのは「大分県」(+73円)でした。次に岡山県、高知県が+68円と続いています。その他、900円台であった多くの地方都道府県の時給下限平均額がこの一年間で1000円台に上昇していることが分かりました。

画像では、最低賃金引き上げ額が全国平均の43円を越えた県をオレンジ色で示しています。最低賃金引き上げを大幅に行った都道府県で、実際に賃上げが進んでいるのが見て取れます。

人材の流出や人手不足の問題を受け、引き続き地方を中心に賃上げが進んでいくことが予想されます。今後の動向にも注目です。

派遣マーケット

「ITエンジニア/IT系専門職」は前月比+7,675件

2023年10月の派遣マーケットを職種別に前月比で調査したところ、「ITエンジニア/IT系専門職」が+7,675件と増加しました。また同職種の時給下限平均額は2023年10月2日時点で2,266円となっています。次いで「製造/工場/化学/食品」の求人件数が前月比+1,568件(1,349円)、「美容/エステ/ネイル」が +281件(1,412円)と続きました。

「ITエンジニア/IT系専門職」では株式会社ブレイブの求人が増加

「ITエンジニア/IT系専門職」系職種の求人件数を企業別に調査したところ、株式会社ブレイブが前月比+2,223件で最多となりました。次に株式会社kotorioが+1,097件、株式会社ネオキャリアが+784件と続いています。

株式会社ブレイブの求人を全職種において勤務地都道府県別に調査したところ、大阪府の求人が前月比 +692件となっています。次いで愛知県が+401件、滋賀県が+242件と続きました。

求人マーケットを”語る”とは?

クライアントの役に立つことで、自分が選ばれる営業となることができます。そのためには求人マーケットの情報提供が重要です。ただ情報を提供するだけでなく、裏付けデータの深掘りで「根拠」を持って求人マーケットを”語る”ことで信頼性を向上できます。

また、商談で自信を持って提案するためには事前の準備が重要です。ここでは求人マーケットを”語る”ために必要な手順を紹介します。本記事も「HRogチャート」を使用し、同様の手順によって作成しています。

①データを集める:求人サイトや市場分析ツールからマーケット情報を収集
②データを編集する:Excelやスプレッドシートで集めたデータを調査
③データを深掘る:企業のIRやニュースを検索し、採用のニーズを探る
④データを可視化する:クライアントに提案できるようスライドや資料にまとめる

このようにデータから見える各社の求人動向とニュースやIR情報等を合わせることで、各企業の採用ニーズを探ることができます。またクライアントの採用競合となる企業の動きも情報として提供することで、営業として信頼される関係性を作れるのではないでしょうか。

ぜひ参考にして営業に役立ててくださいね!

参考:本レポートで使用したデータ元「HRogチャート」とは?

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