最新の【2017年9月4週 正社員系媒体 求人掲載件数レポート】でもご報告した通り、今年も毎週のように各媒体で掲載件数が更新されており、人材不足の影響を受けて、求人広告市場はますます拡大しています。
今回は、HRogチャートを使って、主要正社員求人媒体における直近3ヶ月間で掲載された求人データを元に、企業別の掲載件数および出稿金額をランキング化して、レポートにしてみました。普段の求人レポートの特別編として、ご覧ください。
※広告費は、WEB上に掲載された求人案件を対象とし、あくまでもWEB上で可能な判断基準で、首都圏下の定価に換算したものとなりますので、実態とは異なる可能性がございますので、予めご了承ください。
調査対象
媒体:doda・type・エン転職・マイナビ転職・リクナビNEXT
期間:2017年6月〜8月
掲載求人件数順企業ランキング
※単位:件
※敬称略
媒体別に掲載件数が多かったトップ10の企業を出してみました。全体的には、人材や製造業といった業界の企業が目立ちます。件数ではやはりdodaが圧倒的で、1位の株式会社アウトソーシングテクノロジーの2,574件だけで、その他4媒体の1位を足した数よりも多い掲載があります。反対に最も少ないのはtypeですが、業種や職種をIT系に特化した媒体であるためと考えられます。
続いて、どのような企業が多く掲載されているか見ていきますと、typeやエン転職は自社や自社グループ企業の掲載が最も多く、特にエン転職では1位のエン・ジャパンが2位を大きく引き離しており、自社の中途採用は自社求人サイトおよび自社求人媒体で行っているようです。
リクナビNEXTとマイナビ転職の1位は夢真ホールディングスで、ひと月の平均にすると30件もの求人を掲載しています。職種内訳を見ると、約7割が一般事務/オフィスワークとなっており、事務員の採用ニーズが非常に高いという事が分かります。
掲載出稿金額順企業ランキング
※単位:円
※敬称略
媒体別では、リクナビNEXTのトップ10企業で総額約9億5,000万円、続いてマイナビ転職で総額約5億円で、件数では圧倒的だったdodaは、総額約2億7,000万円となっており、広告費ではリクナビNEXTが圧倒的に高くなっています。dodaは、件数のランキングに比べ、全体的に企業が変わっている事が分かります。数多く掲載している企業でも、一つ一つの広告単価は低いという事が言えます。
企業別に見ると、全媒体を合わせた総出稿金額のトップ3は、夢真ホールディングス、大東建託、住友不動産でした。大東建託は全媒体でランクインして総額約2億4,000万円、住友不動産はtype以外でランクインし総額約2億1,500万円となっていますが、中でも夢真ホールディングスは、件数ではランクインしなかったdodaでランクインし、typeを除く4媒体でのランクインとなり、総額4億円を超える求人広告を出しています。
やはり大手企業にとって求人広告は、人材確保の基本手段となっているのかもしれません。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回のレポートでは表面的な分析に留まりますが、ゴーリストではこのような同業他社、競合他社の採用動向を把握し、仮説を以って自社の採用計画を立てる事が出来たり、人材サービス企業では、求人広告市場を調査して経営戦略を立てたり、営業においては、既存クライアントや新規クライアントの求人ニーズを掴んで、営業戦略を考えていく事ができるようになるHRogチャートやHRogマップというサービスをご提供しておりますので、ご興味あればお問い合わせください。
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