求人広告費で見る全国アルバイト求人市場規模：人材業界ランキング | HRog

今回は、全国規模の主要アルバイト求人媒体<タウンワーク、マイナビバイト、バイトル、フロム・エー、an>を対象に、掲載されている求人広告費を元に市場規模を調べて、各媒体の市場シェアに基づくランキングや、職種ごとの広告費割合から媒体ごとの特徴をまとめてみました。

各媒体のシェアや特徴から、求人広告を効果的に活用するための参考にしていただければと思います。

※広告費は、ＷＥＢ上に掲載された求人案件を対象とし、あくまでもＷＥＢ上で可能な判断基準で、首都圏下の定価に換算したものとなりますので、実態とは異なる可能性がございますので、予めご了承ください。

※主要アルバイト求人媒体の2017年7月31日時点での掲載データを元にしており、現在とは異なる可能性がございますので、予めご了承ください。

媒体別広告費シェア

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広告費の媒体別シェアでは、フロム・エーナビ、an、タウンワーク、バイトル、マイナビバイトの順となっています。出稿件数では、約70万件強の掲載があり圧倒的なシェアを誇っているタウンワークですが、広告費軸では、約18%のシェアで、フロム・エーナビ、anに次ぐ3番目となっています。

掲載件数と比例して、広告費シェアも高いのがフロムエー・ナビで、5媒体の中では最も高く、36億4600万円（シェア約25%）となっています。anが35億2600万円（シェア約24%）で2番目となっています。フロム・エーナビとanだけで、アルバイト求人媒体の広告費のほぼ半分のシェアを占めていることがわかります。

また、各求人媒体の総出稿金額を掲載件数で割った、1広告あたりの広告単価は、フロムエー・ナビが最も高く、タウンワークが最も低いという結果になりました。
このことからタウンワークは、掲載求人の多数が低単価の広告であり、その他の求人媒体においては、高単価の広告枠がタウンワークよりも相対的に多いという事が分かります。

※各媒体の掲載件数は、HRogリストカタログ参照

アルバイト求人市場

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主要アルバイト求人媒体の2017年7月31日時点で掲載されていた全出稿のトータル広告費は、約146億6000万円で、職種内訳を見ると、飲食や販売、サービスなどが6割を占めています。
次に運輸、物流系職種がきており、アルバイト求人市場においては、主にサービス関連の求人広告で市場が、サービス業が労働力を必要とする産業であることがわかります。反対にクリエイティブ力が必要な職業ほど、アルバイト求人掲載は少なくなっています。

次の表をご覧ください。

各媒体ごとの特徴

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こちらは、各職種ごとの出稿件数と、出稿金額の分布になります。縦軸に募集単価、横軸に出稿件数を表示しています。全体の傾向としては、出稿件数が少ないほど、出稿単価が高くなり、出稿件数が多いほど出稿単価が安くなっている事が分かります。

労働力が必要な産業においては、低単価で大量の求人掲載をして広く募集を集う方法が用いられ、クリエイティブが必要な産業においては、必要な人材をピンポイントで獲得するために、多くの掲載をせず、高単価でも枠の大きな広告で狙っていく方法が用いられている事が分かります。

媒体ごとには、anはいずれの職種でも比較的広告単価が高く、逆にマイナビバイトは広告単価が低い傾向にあります。
同じリクルート社のフロムエー・ナビとタウンワークを比較して見ると、フロムエー・ナビは、掲載されている職種幅も狭く、掲載単価も全体的に高くなっており、逆にタウンワークは、数多くの職種があり、掲載単価も低くなっています。

充実した求人票で、大きくPRして採用するならフロムエー・ナビ、大量募集など多くの人材を必要とする母集団獲得にはタウンワークという媒体の使い分けがあるかもしれません。