派遣企業別、掲載媒体から見える求人戦略は?【2016年8月】

ここ最近の企業の採用状況の活況に伴って派遣企業による求人も高い件数で推移し、採用を充足させるのに苦労しているというお話も強く聞こえてきます。


各社ごとに求人戦略はいろいろな工夫がなされてきていますが、そんななか今回は、求人マーケット分析サービス「HRogチャート」を使って、主な派遣企業の自社サイトに掲載のある求人件数と、一般求人媒体への求人出稿件数との比較を派遣企業別にまとめてみました。


各社ごとの求人戦略の傾向が見える部分もあり、なかなか興味深いデータとなりました。

※当メディアの業界地図に掲載されている派遣企業のうち、求人媒体に掲載されている数が多い企業を選定しております。

各社の最新求人掲載件数

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各社の出稿媒体の内訳

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自社サイト、一般求人媒体ともに、件数トップはスタッフサービスとなりました。

スタッフサービスの自社サイトでは、「オー人事net」や「働くナビ」など、企業グループ内の求人案件を統合的に検索できる仕組みが用意されており、派遣の求人数では日本最大級の掲載件数となっています。

一方で一般媒体への出稿件数も多く、自社サイト、一般求人媒体ともに、Webでの求人に非常に力を入れていることがよくわかります。

一般媒体よりも自社サイトの求人件数が上回った企業としては、スタッフサービス、セントメディア、テンプスタッフ、リクルートスタッフィング、フルキャスト、パソナとなりました。
逆に、自社サイトより求人サイトに積極的に出稿している企業としては、綜合キャリアオプション、バックスグループ、日研トータルソーシング、ランスタッド、日総工産、アウトソーシングとなりました。
日研トータルソーシング、セントメディアは、自社サイト、一般求人媒体の両面に力を入れている印象です。

こうして自社サイトと一般媒体の件数を比較してみると各社ごとの傾向がはっきりと分かれており、Webでの求人戦略の方向性が見えてきます。

今後もHRogでは派遣企業の動向を、様々な角度から調査、分析していきたいと思います。

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(HRog編集部)