ディップ株式会社は2021年10月14日、2022年2月期第2四半期の決算を発表した。2021年6月~8月の売上高は83億8700万円(前年同期比121.5%)、営業利益は11億8400万円(前年同期比126.2%)となった。また2022年3月期通期の業績予想は売上高428億円~490億円(前期比131.7%~150.8%)、営業利益77億円~118億円(前期比105.3%~161.4%)と従来の予想を据え置いた。
セグメント別にみると、DX事業が売上高5億8400万円(前年同期比416.4%)と高成長を見せている。人員の増強など営業推進体制を強化し、中堅・中小企業向けDXツール「コボット」シリーズの売上高が前年同期比約4.2倍、月額課金対象社数が前年同期比約3倍と順調に伸長した。
また売上の主軸となっている人材サービス事業では、「バイトル」の売上高が59億5700万円(前年同期比113.3%)、派遣求人サイト「はたらこねっと」の売上高が14億8400万円(前年同期比129.7%)と、3回目・4回目の緊急事態宣言発出の影響を受けながらも回復基調を維持している。今後の求人需要の急回復を見据え、顧客基盤の拡充と、医療・介護などの資格・経験特化型求人サイト「バイトルPRO」の認知拡大に注力した結果、シェア拡大が加速した。