株式会社ライボの調査によると、約3人に1人の21卒社員が入社から半年の時点で転職を検討している。しかし、豊富な転職サービスの中から自分に合ったサービスを見つけるのは難しい。転職サービスの特徴が伝わっておらず、サービス選びに失敗して転職活動に苦戦する人も多い。
株式会社LANYは、自社が運営する転職系メディア「じょぶおたく」において、転職サービスのイメージ調査アンケートを行った。
調査結果は以下の通り。
はじめての転職に利用すべき転職サービスとして思い浮かべるサービスを尋ねたところ、「リクナビNEXT」が33人で最多であった。次いで「リクルートエージェント」が25人、「マイナビエージェント」が12人と続く。
「リクナビNEXT」は求人数の多さ、「リクルートエージェント」はサポートの手厚さから支持を受けており、それが「転職初心者向け」のイメージに繋がっていると考えられる。
求人数が多い転職サービスとして思い浮かべるものを尋ねたところ、「リクナビNEXT」が31人で最多であった。次いで「リクルートエージェント」が28人、「doda」と「ビズリーチ」が9人と続いた。
しかし、実際の公開求人数を比較すると、「ビズリーチ」が148,650件で最多、次いで「リクルートエージェント」が131,369件となっている。アンケートで最も得票数の多かったリクナビNEXTは51,898件と4番目に多い結果となった。
業界・職種未経験の転職に強い転職サービスとして思い浮かべるものを尋ねたところ、「リクナビNEXT」が26人で最多であった。次いで「リクルートエージェント」が15人、「doda」と「マイナビエージェント」が14人と続いた。
一方で、実際の求人数を比較すると「リクルートエージェント」が最多で31,243件、次いで「リクナビNEXT」が13,781件、「doda」が3141件であった。
転職希望者のイメージと転職サービスの実態との間にはずれが生じているようだ。転職サービスを提供する各社は、自社サービスの強みを正確に伝えられるよう、情報発信の仕方を見直す必要があるかもしれない。
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代で転職活動の経験がある方
有効回答数:100名
【参考記事】【転職サービスのイメージ調査】約6割の回答者が選択。”はじめての転職” におすすめは「リクナビNEXT」と「リクルートエージェント」