厚生労働省が5月31日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2022年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍と、前月より0.01ポイント上昇した。
4月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると12.3%増。産業別に見ると、宿泊業・飲食サービス業で49.6%、製造業で21.9%、サービス業(他に分類されないもの)で15.3%、運輸業・郵便業で13.1%増加した。
有効求人倍率が前月を上回るのは4か月連続となる。コロナ以降初の緊急事態宣言が出ていない大型連休があったことから、宿泊業・飲食サービス業で大幅に求人数が増加した。一方で、半導体不足の影響を受けて製造業の求人数が減少傾向にある。
また、総務省が発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.5%。前月から0.1%改善した。
【参考URL】一般職業紹介状況(令和4年4月分)について