近年コロナ禍によって働き方が多様化し、フルリモートを導入する企業も増えている。一方で対面でのコミュニケーションの価値が見直され、オフィス回帰の動きもある。
株式会社学情は、同社が運営する転職サイト「Re就活」において、20代を対象に「勤務スタイル」をテーマとする調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
転職活動において「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がるかどうか尋ねたところ、74.9%の人が「志望度が上がる」または「どちらかといえば志望度が上がる」と回答した。
「転勤がなく人生設計を立てやすい」や「地方在住のままで首都圏の企業で働くことができたら嬉しい」などの声が寄せられており、柔軟な働き方を求めていると分かる。
「出社の機会がある」企業の志望度が上がるかどうか尋ねたところ、48.6%の人が「志望度が上がる」または「どちらかといえば志望度が上がる」と回答した。フルリモートや居住地自由の条件には劣るが、出社を希望する人も半数近くいると分かった。
「リモートワークも取り入れたいが、対面で話してこそ社内の信頼関係を築くことができると思う」などのコメントがあり、対面でのコミュニケーションも大切にしたい様子がうかがえた。
バーチャルオフィスにアバターで出社できる環境があれば利用してみたいか尋ねたところ、59.5%の人が「利用してみたい」または「どちらかといえば利用してみたい」と回答した。
「新しい働き方も取り入れてみたい」との声がある一方で、「アバター同士でのコミュニケーションでも、対面でのコミュニケーションの代替にはならないと思う」との指摘も上がった。
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今回の調査では、フルリモートや居住地自由を望む人が多い一方で、出社の機会を望む人もいると分かった。候補者の希望に合わせて柔軟に対応できる体制が重要だ。
調査期間:2022年7月29日~2022年8月6日
調査機関:株式会社学情
調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者)
有効回答数:247名
調査方法:インターネットでのアンケート調査
【参考記事】7割超が「フルリモート」「居住地自由」は志望度が上がると回答。「地方在住で首都圏の企業で働けたら嬉しい」の声。一方、「出社の機会がある企業」は志望度が上がるの回答も半数に迫る/20代アンケート