7月の有効求人倍率は1.29倍、前月から0.02ポイント上昇

厚生労働省が8月30日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2022年7月の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍と、前月より0.02ポイント上昇した。

7月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると12.8%増。産業別に見ると、宿泊業・飲食サービス業で47.7%、サービス業(他に分類されないもの)で16.7%、運輸業・郵便業で14.7%、製造業で14.5%増加した。

有効求人倍率が前月を上回るのは7か月連続となる。また、2020年4月以来2年3か月ぶりにすべての都道府県で有効求人倍率が1を超えた。

コロナ以降初の行動制限のない7月だったことから、宿泊業・飲食サービス業で大幅に新規求人が増加した。一方で、製造業の伸びは鈍化しつつある。

また、総務省が発表した7月の完全失業率(季節調整値)は2.6%。前月から横ばいに推移した。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和4年7月分)について