11月の有効求人倍率は1.35倍、前月と同じ水準

厚生労働省が12月27日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2022年11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍と、前月と同じ水準だった。

11月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると8.7%増。産業別に見ると、宿泊業・飲食サービス業で21.2%、サービス業(他に分類されないもの)で13.2%、卸売業・小売業で13.0%増加した。一方で教育・学習支援業では9.4%減少した。

宿泊業・飲食サービス業は2022年に入ってから雇用の回復が続いており、11月も年末年始の人手不足を見越して求人数が増えたと考えられる。インバウンド需要が戻りつつあることから、ドラッグストアなどの小売業でも求人が好調に増えているようだ。

また、総務省が発表した11月の完全失業率(季節調整値)は2.5%。前月から0.1%改善した。

【参考URL】一般職業紹介状況(令和4年11月分)について