候補者の47.5%がリファレンスチェックを「できれば避けたい」、株式会社HERP調査

出典元:株式会社HERP

近年、採用におけるミスマッチを防ぐため、採用候補者の同僚や上司に人柄や能力などを尋ねる「リファレンスチェック」が注目されている。これにより、候補者の実際の働きぶりや人間性を多角的に評価し、より適した人材を採用できる可能性が高まると期待されている。

この流れを受け、株式会社HERPは「リファレンスチェック実態調査2024〜企業・候補者・回答者それぞれの視点から見るリファレンスチェックに求められること〜」を実施した。

調査結果は以下の通り。

候補者の47.5%がリファレンスチェックを「できれば避けたい」

出典元:株式会社HERP

リファレンスチェックを経験したことがある候補者に対して、依頼されることに対してどのような感じるか尋ねたところ、47.5%が「できれば避けたい」と回答した。「絶対に避けたい」と回答した2.5%と合わせて、候補者の半数がリファレンスチェックにネガティブな印象を抱いていると分かった。

出典元:株式会社HERP

また、選考中企業からリファレンスチェックを依頼された場合の志望度の変化について尋ねたところ、「志望度がやや下がる」、「志望度が大幅に下がる」の回答を合わせて33.5%の候補者が「志望度が下がる」と回答した。

出典元:株式会社HERP

リファレンスチェックにより志望度が下がる理由としては、「回答者に対応してもらうのが申し訳ないため」が61.5%で最多となった。次いで「複数社に依頼された場合、回答者に何度も依頼しなければいけないため」が39.5%、「周りに転職活動が知られると困るため」が37.5%と続く。

理想的なリファレンスチェック依頼は「質問数が少なく、回答にかかる時間が短いこと」

出典元:株式会社HERP

リファレンスチェックの回答者に候補者から協力を依頼されることへの印象について尋ねたところ、「ぜひ引き受けたい」、「できるだけ引き受けたい」の回答を合わせて51.6%が前向きであることがわかった。

出典元:株式会社HERP

実現されるとスムーズな回答ができるようになる事柄について、「質問数が削減され、回答にかかる時間が短くなること」が65.2%で最多だった。次いで「回答対価として企業から謝礼が支払われること」が44.6%、「同じ候補者からの依頼に関しては、回答を使いまわしできること」が37.5%と続く。

詳細はコチラ

採用企業側にとってリファレンスチェックは魅力的ですが、候補者や回答者の事情や負担についても考慮していく必要がありそうですね。担当者の方は、同調査を参考にリファレンスチェックの実施方法について検討してみてはいかがでしょうか!

調査概要

調査名:リファレンスチェック実態調査2024〜企業・候補者・回答者それぞれの視点から見るリファレンスチェックに求められること〜
調査主体:株式会社HERP
調査対象:リファレンスチェック実施経験がある採用担当・回答者・候補者
調査期間:2024年7月1日~2024年7月20日
調査方法:Webアンケート
有効回答数:456件

【参考URL】【HERP Trust】「リファレンスチェック実態調査2024」を公開