株式会社ディスコが21卒の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、6月1日時点での就職活動状況について調査した。以下が結果の詳細である。
6月1日現在の学生モニターの内定率は64.0%で、先月の50.2%より13.8%上昇したものの前年の71.1%を下回る結果となった。
選考解禁日(6月1日)に企業から声が掛かっていたかどうかを今年は対面とオンラインに分けて調査。対面での案内については、「なし」という学生が82.8%と、会社などに足を運ぶよう求められた学生はかなり限られていたことがわかった。「最終面接」についても対面よりオンラインのほうがやや多い結果となった。
新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインでの選考が主流となった。WEB面接に関して、ミスマッチに繋がると思うかについて尋ねたところ「強くそう思う(ミスマッチが増大する)」は13.4%と1割弱だが、「ややそう思う」の46.3%。合計すると59.7%となり約6割となることが分かった。対面での面接と比較して「自分自身が正しく評価されているか」「会社のことを十分に理解できているか」を懸念する様子が見られた。
結果の詳細はコチラ
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため採用活動のオンライン化が進んだ。オンラインのみでは対面と比べて求職者の人物像や会社の雰囲気が伝わりづらいなどの不安な面が残る。
採用におけるミスマッチや求職者の不安を軽減するため、各企業に適切なフォローが求められる。
【参考URL】WEB面接がミスマッチにつながると考える学生は約6割 ~21卒学生の6月1日時点での就職意識調査<確報版>より