21卒学生の内定率が前年同時期と比較して3.3ポイント減少、paiza調査

新型コロナウイルスは2021年卒の就職活動に大きな影響を与えていると考えられる。

paiza株式会社は2021年卒業予定の学生向けに就職活動に関するアンケートを実施した。調査結果は以下の通り。

21卒の就職活動は前年よりさらに早期化

就職活動の開始時期に関して、昨年と比較して開始時期が早まっていることが明らかになった。20卒学生への調査(2019年6月実施)と比較すると、2月末までに開始した21卒学生は9.9ポイント増加している。

昨年と比較して内定率は3.3ポイント減少

6月26日時点での内定状況について、1社以上の内定がある人の割合は70.7%であった。就職活動の開始時期は早まったにもかかわらず、昨年同時期の調査と比較して3.3ポイント減少している。

新型コロナウイルスの影響「説明会や面接が延期・中止」が最多48.3%

新型コロナウィルスが就職活動にどんな影響を与えたかについて、「コロナ禍で説明会や面接が延期・中止になった」と回答した学生が約半数の48.3%だった。それに対して「コロナ禍でも希望する企業の説明会や選考を問題なく受けることができた」と答えたのは24.4%。新型コロナウィルスが非常に多くの学生の就職活動に影響を及ぼしていたことがわかる。

新型コロナウィルスの流行で就職活動にどんな影響があったか(複数回答可)

また、5月以降同社への求人掲載の問い合わせが前年比で7倍以上となった。新型コロナウィルスの影響で採用活動をストップせざるをえなかった企業が、緊急事態宣言明け以降に改めて動き出していると考えられる。この数カ月の採用活動の停滞が、学生の内定獲得の遅れにもつながったと推測できる。

調査概要

「就職活動に関するアンケート」
調査期間:2020年6月12日~26日
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:「paiza新卒」をご利用中の2021年卒業予定の学生
有効回答数:242人

また、このように新型コロナウイルスが就活生や企業に大きな影響を及ぼしている現状を受け、同社は同社提供の「paiza新卒」において、21卒学生のユーザー向けに「夏の応募キャンペーン」、企業向けに「21卒採用応援キャンペーン」の実施を決定した。「paiza新卒」とは、ITエンジニアのスキルを可視化し、実力重視で企業とマッチングするITエンジニア採用に特化したサービスである。
キャンペーン詳細は以下の通り。

夏の応募キャンペーン

・対象
下記2点を満たす2021年卒の学生
・2020年7月1日(水)〜7月31日(金)に同サービスで正社員求人に応募
・2020年8月31日(月)までに一次面談を完了

・内容
キャンペーン応募者の中から抽選で50名に5,000円分のAmazonギフト券をプレゼント。
※応募には会員登録(無料)が必要
※すでに同サービスで企業から内定が出ている学生はプレゼント対象外

21卒採用応援キャンペーン

・対象
2020年6月10日(水)~2020年7月31日(金)に同サービスで応募があった21卒学生(paizaで判定したスキルランクがB〜Cの学生が対象)を採用した企業

・内容
紹介料を50%割引する。

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