高校新卒の就職活動はほとんどが学校による職業あっせんによるもので、高校生は学校に届く求人票から情報収集を行っている。また都道府県ごとにスケジュールが定められた一人一社ずつの応募、求人公開する7月からの短期間での応募先選定など長年の慣習がある。また、2021年卒は新型コロナウイルスの影響で学習指導が遅延し進路指導に関する業務が圧迫されており、地域や学校過程による格差が見られている。高校新卒の求人倍率は2.43倍で11月末現在の就職内定率は昨年から3.2ポイント増加の80.4%であるものの、まだ進路が決まっていない学生や内定を得ていない学生には厳しい就職環境である。
株式会社ジンジブは 15歳~19歳かつ高校生を対象に就職活動に関するアンケート調査を実施した。結果は以下の通り。
求人票だけで就職先の会社の情報を十分に収集できているかについて尋ねたところ、「十分に収集できている」「まあまあ収集できている」を合わせて28.2%であった。一方で「あまり収集できていない」「全く収集できていない」と回答した人は合わせて33.9%と、収集できていると回答した人よりも5.7ポイント高い結果となった。
就職先の会社の情報収集で何を見ているかについて尋ねたところ、49.2%の学生が「会社のホームぺージ」と回答した。次いで求人サイト、会社の採用ページと続き、インターネットを利用した情報収集が主流となっているようだ。
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調査期間:2020年12月18日~2020年12月30日
調査方法:インターネット調査法
調査対象:15歳~19歳かつ高校生
有効回答:N=1,100人(うち卒業後の希望進路が「就職希望148人」「就職か進学か迷っている29人」)
【参考URL】【高校生の就職活動に関するアンケート調査2020年(12月)】高校生の35%が求人サイトで情報収集、就職活動の不安1位「自分のやりたいことが見つからなくて不安」