株式会社ライボは同社が運営する「Job総研」において、「2021年転職意識調査」を実施した。
調査結果は以下の通り。
転職経験の有無について尋ねたところ、「転職経験がある」と回答した人は87.9%であった。9割に近い人が転職を経験しており、既に転職が一般的な選択になっていることが分かる。
また現在転職についてどう考えているか尋ねたところ、「具体的に活動している・今すぐしたい・そのうちしたい」と回答した人の合計は67.7%だった。中でも「そのうちしたい」と回答した人は42.4%を占めており、今すぐ転職したいわけではないが転職に前向きないわゆる「転職潜在層」が非常に厚いことが分かった。
新型コロナウイルス感染拡大の前後で転職への意識に変化があったか尋ねたところ、「転職を考えるようになった」と回答した人は32.3%であった。反対に「転職を考えなくなった」と回答した人は4.0%で、合計で36.3%の人がコロナ禍前後で転職意識が変化したと回答した。
転職への意識が変わった理由としては、「リモートワークの増加で自分と向き合う時間が増え、やってみたいことが明確になった」「テレワークの推進や会社の状況を考えて転職意欲が上がった」「家でも十分に働ける世の中となったことからキャリアの見直しをして転職を考えるようになった」などが挙げられた。環境の変化により働き方やキャリアを見直した人が多いようだ。
一方で、転職を検討していたもののリモートワークの開始などにより悩みが解消され「転職を考えなくなった」人もいると考えられる。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、転職に前向きな人が増えていることが分かった。今や人生設計において「転職は当たり前」とも言える社会になりつつあるようだ。
調査対象者:全国/男女/20~69歳
調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人で、20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間:2021年7月30日~2021年8月9日
サンプル数:230
調査方法:インターネット調査