
2025年6月25日~27日の3日間、東京ビッグサイトにて「HR EXPO2025」が開催されました!
「HR EXPO」とは、RX Japan株式会社が開催している大規模なHRサービス展示会です。今回は165社が参加し、「人事DX」「採用支援」「教育・研修」「従業員エンゲージメント向上」「人的資本経営推進」など様々なサービスが集結しました。
27日には、HR EXPO会期中に開催された特別企画「カイシャのミライカレッジ」にて、株式会社ウィルビーの江本氏とともに弊社執行役員の水野が登壇。多くの方にご参加いただき、求人サイトを作る際に考えるべきことや、求人サイトの市場動向についてお話しました。

今回の記事では、そんなHR EXPOの各社ブースの様子をレポートします。HRog編集部が突撃取材し、ブースづくりに込めたこだわりや、来場者に伝えたいメッセージをお伺いしました!(ご紹介の順番は五十音順です)
目次
株式会社ウィルビー

株式会社ウィルビーは、ノーコードで求人サイトを構築できるサービス「jobMAKER」を提供しています。
担当者「歩いている方は上の方を見ていることが多く、低い位置は人が立っていて見えないことも多いので、『求人サイト』『年内月額料金0円』というキーワードが高い位置に来るようにブースを設計しています。これに気づいて足を止めていただいたり、このブースは求人サイトのブースなんだと伝わったりすると嬉しいなと思います。
またとても暑いので、ノベルティはもらって嬉しいうちわにしました」

担当者「『今こそ求人サイトを作りませんか?』とお伝えしたいですね。求人検索エンジン重視だとかSEOが強ければいいとか、トレンドは常に動いていきますが絶対的な正解というものはありません。一周回って『まずはしっかり求人サイトを作りましょう』と呼びかけていきたいですね」
エン・ジャパン株式会社

「エン転職」などの求人メディアで知られるエン・ジャパン株式会社ですが、今回はタレントマネジメントシステム「Talent Viewer」の展示を行っていました。
担当者「エン・ジャパンが強みとする“導入後の活用支援”が、しっかりと伝わることを意識してブースを設計しました。タレントマネジメントシステムは導入しただけでは活用が進まず、形骸化してしまうという声も少なくありません。
当社は40年にわたり、採用から入社後の活躍支援までを一貫して行ってきました。『Talent Viewer』はその知見を活かし、導入後に“現場で使いこなせる仕組み”として設計されています。今回の展示では、その点が直感的に伝わるよう、デザインやノベルティにも工夫を凝らしました」

ノベルティは人事に寄り添うメッセージが書かれたコースターと、同社代表の越智通勝氏の著書である「エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営」でした。熱い想いが伝わるノベルティですね!
担当者「私たちは“入社後の活躍”を大切にしています。昨今はAIによる業務効率化が進んでいますが、社員の活躍を支えるのは、やはり一人ひとりの人間性の理解と、それに基づいた丁寧な支援だと考えています。
『Talent Viewer』は、個々人の特性や可能性を可視化し、最適な活躍の場を見出す支援ができるツールです。こうした支援にお悩みを抱える企業様に、ぜひ情報をお届けできればと思います!」
株式会社学情

株式会社学情は20代・第二新卒採用の転職サイト「Re就活」をメインに、目立つオレンジ色のブースを出展していました。
担当者「一目見たときのインパクトを重視しています。『第二新卒』は最近のトレンドワードでもありますので、それを一番強調してブースを作っていますね。あとは他社さんを参考にしながら、実績が数値でわかるような文言を入れさせていただきました」
ノベルティは1000円分のクオカード。事情によりデザインの全てをお見せすることはできませんが、タレントの板垣李光人さんが起用されています。

担当者「Re就活は第二新卒、若手、中途採用、そして新卒採用の補填としても使っていただけるようなサービスです。第二新卒とRe就活が頭の中でイコールになるような世界線を目指しているので、それが皆さまにも伝わればいいなと思っています」
株式会社ジンジブ

高卒採用の支援サービス「ジョブドラフト」を展開する株式会社ジンジブのブースでは、「高卒vs大卒」と書かれたインパクトのあるパネルが来場者を迎えます。
担当者「遠目から見ても目立つように、『高卒』という文字を全面に打ち出すことを意識しています。高卒採用自体がニッチな領域ですので、この言葉の響きだけでも少し足を止めてもらえればと考えながらブースを作りました」
ノベルティはクリアファイルとうちわで、ブース同様、大きな文字で「高卒採用」「高卒就活」と印字されていました。

担当者「人手不足が深刻化する中、高卒人材の注目度が高まり求人倍率も年々上昇しています。高卒人材はとても素直で、吸収力の高さが魅力です。大卒だから、高卒だからと学歴に関わらずしっかりと仕事ができる若者はたくさんいます。そういった意味でも高卒の良さを皆さまにもぜひ知ってもらいたいなと思います」
株式会社ネオキャリア

株式会社ネオキャリアのブースでは、採用代行や採用管理システム、採用活動に特化した「どこでもオープンカンパニー」など幅広いサービスを紹介していました。
担当者「シンプルさでネオキャリアを覚えていただくことをコンセプトにしています。ノベルティとして付箋とボールペンをお配りしているんですが、これもネオキャリアとしか書いていないデザインですね。
そこからの『ネオキャリアってなんの会社?』という部分については、覚えていただけるように営業がお話をさせていただくので、まずはこのシンプルさにこだわっています」

担当者「当社は出来ることの幅がとても広く、採用の上流工程から実際の現場の対応まで支援させていただいています。だからこそ『困った時にはネオキャリア』と思っていただけるように、『些細な相談もお待ちしています』とお伝えしたいですね。どのような状態であっても一緒に頑張っていける会社だと知ってもらえると嬉しいです」
株式会社PeopleX

株式会社PeopleXはAI面接サービス「PeopleX AI面接」を展開する会社です。今回の展示では実際に面接を体験できるブースを設けており、弊社執行役員の水野も体験させていただきました。

担当者「弊社は複数のサービスを運営しています。今回はそのうち、『PeopleX AI面接』と、入社後の活躍を支援する『PeopleWork』の2つのサービスを訴求するために、サービスごとにパネルの色を変えてブースを作りました。
ブース内でも、お客様のニーズ次第で最適なご案内ができるように流れを作り、コミュニケーションを取っていくようにしています」
ノベルティはミネラルウォーターとウエットティッシュでした。ボトルのおしゃれな形やゴールドのパッケージが目を引きますね。

担当者「AI面接自体がまだ新しいサービスなので、まず知っていただきたいと思っております。ブースではデモに力を入れていますので、ぜひ実際に体験してみていただければ嬉しいですね」
株式会社ワンキャリア

新卒向けの採用サービスを提供する株式会社ワンキャリアのブースでは、市場分析や採用計画と求人掲載がセットでできる「ワンキャリアクラウド」を紹介していました(7/16に就活支援サービスと新卒採用サービスが統合され、名称が「ワンキャリア」に変更されました)。
担当者「遠くからでもしっかり見えることを意識してブースを作りました。他社よりも高い位置にサービス名が書いてあるので、見つけやすいようになっていると思います。ノベルティに関しては、配りやすさと、あって困らないものという2点からアイマスクを配っています」

確かにアイマスクはいくつもらっても嬉しいですよね。筆者も1つ頂いたので、その日の夜にさっそく使わせていただきました。
担当者「弊社は『ワンキャリア』という新卒採用サービスを提供していますが、採用企業様からの認知度は正直まだまだ足りていないと感じています。
ワンキャリアは『学生が就職活動で最も使う就活サイト』5年連続第2位※という実績のあるサービスです。『学生がよく使ってるワンキャリアっていうメディアがあるんですよ』と、しっかり企業様に伝えたいなと思っています」
今回ワンキャリアは、なんと2ブースに分けて出展していました。採用企業へのアピールに気合いが入っていることを感じさせますね。
※ProFuture株式会社/HR総研「HR総研×就活会議:2025年新卒学生の就職活動動向調査(6月)【就職活動編】」https://www.hrpro.co.jp/research_detail.php?r_no=386
株式会社YOUTRUST

キャリアSNS「YOUTRUST」で知られる株式会社YOUTRUSTのブースにもお伺いしました。
担当者「私たちが提唱しているのは『ネットワークリクルーティング』という概念です。『ネットワークリクルーティング』という新しい採用・つながりが必要な時代の採用手法をアピールしたいなと考え、強調するブースにしています。
また、ノベルティとしてどら焼き(ユーどら)をお配りしています。皆さん会場をたくさん歩いてお疲れだと思うので、甘いものがいいかなと。実は、このどら焼きは当社のクライアントである老舗の和菓子屋さんの商品でして、このような部分でもつながりを大切にしています」

「採用競争が激化してなかなか応募も集まらなくなってくる中で、人と人の繋がりから採用していく「ネットワークリクルーティング」が主流になってくると考えています。ぜひYOUTRUSTを通じていろんな方と繋がり、そこから採用の新たな可能性を見つけていただきたいなと思います」
jinjer株式会社

jinjer株式会社は人事労務、勤怠管理、給与計算、人事評価、サーベイ、データ分析といった幅広い人事業務をカバーするアプリケーションと、それらと連動する統合型人事データベースを持つ人事労務システム「ジンジャー」を提供している企業です。
担当者「呼び込みスタッフと中で製品の説明をするスタッフとで役割分担をしているので、呼び込みの人間が『こんなサービスを提供しています』と指差して言えるように、ブースの柱や上の部分に特徴を大きな文字で配置しています。ブースの中に入ると少し展示の文字が小さくなっていて、データの種類などを細かく説明できるような仕様です。
今回ノベルティにはミンティアとぼんち揚げを採用しました。ミンティアは外で呼び込みをしているメンバーが持つようにしていて、お客様が手に取りやすく馴染みのあるものをお渡しすることで、ブースの方に視線を向けていただければと思っています。
ぼんち揚げについては、実は製造元のぼんち株式会社様がジンジャーをご利用くださっているんです。ぼんち株式会社様の課題感と我々のソリューションが噛み合い、現在取引をさせていただいていますので、そのストーリー付きでお客様にお渡ししているところがこだわりになっています」

担当者「我々は人事労務関連の多様なシステムを展開しています。こういった展示会では周りに近い業種の企業様もたくさんいらっしゃるのですが、「正しい人事データ」を収集・管理・活用し、単なる記録ではなく組織の成長を支える資産として活用できるという我々独自の特徴・強みがありますので、ぜひ他社さんとの違いを知っていただきたいなと思います。
ここにいるメンバー全員、必ずお役に立てるという確信を持ってご案内させていただいておりますので、皆さまに必要な切り札の1枚だと思っていただければ幸いです」
編集後記
HR EXPO2025の会場は熱気に満ちており、ブースの作りこみや声のかけ方など、各社のこだわりが光る展示会となっていました!サービスを実際に体験できるブースも多く、HR業界のイマが見える面白いイベントでした。
HR EXPOは7月に愛知のポートメッセなごやでも開催され、9月には千葉の幕張メッセ、11月には大阪のインテックス大阪で開催予定です。ご興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか!
