
株式会社ビースタイルメディア
代理店支援部 渉外チーム
杉山 恵美 氏(写真左)
すぎやま・えみ/2024年佐賀大学経済学部卒業後、株式会社ビースタイルメディアへ入社。新卒1年目、直販大手部署にて既存営業を経験し、同年の新卒MVPを受賞。新卒2年目からは代理店支援部渉外チームへ。現在は売上上位の既存代理店をメインに担当。
株式会社ビースタイルメディア
第一営業部 部長
中畝 拓輝 氏(写真右)
なかうね・ひろき/2020年東洋大学経済学部卒業後、株式会社ビースタイルメディアへ入社。代理店支援部にて「しゅふJОB」の代理店渉外担当を経験。2023年4月より営業部第一営業ユニットへ異動し、同年10月より同ユニット長に就任。しゅふ採用の重要性を広める役割を歴任し、2025年10月より現職。
長い社会人生活でたった一度しか挑戦することのできない「新卒MVP」の称号。それを獲(得した新卒社員の活躍には、どのような秘話が隠されているのでしょうか。そして、その達成を支えたリーダーはどのようなサポートやチームづくりを行っていたのでしょうか。
本特集ではその秘訣に迫るため、株式会社ビースタイルメディアの新卒MVP受賞者である杉山さんと成長に伴走してきた上司の中畝さんに、対談形式でインタビューをしました。
「自分でもびっくり」MVP受賞の瞬間

2025年3月、新卒MVP賞を受賞した杉山さん。その瞬間をこう振り返ります。
杉山さん「頭が真っ白になって、足が震えたのを覚えています。同じようにノミネートされていた同期が頑張っているのも知っていたので、『自分はないだろうな』と思っていました。受賞を知って不思議な気持ちになったのと、1年間頑張ったことが認められてすごく嬉しかったのを今でも覚えています」
上司である中畝さんは受賞を聞いた瞬間、思わずガッツポーズをしていたと言います。
中畝さん「実は配属されたとき、最初に彼女に『MVP取らせるからね』って言ってたんですよ。本人がすごく苦労しているのを見てきたので、それがしっかり成果に繋がって、報われる形になってよかったなと。私も新入社員時代にMVPを獲得したのですが、その時よりもずっと嬉しかったですね。上司とハイタッチして喜びました」
杉山さん「『MVP取らせるからね』って言われた時は、正直なところ無理だと思っていました(笑)。中畝さんにたくさん指導していただいたおかげです!」
中畝さん「最初は『営業に向いていない』ってすごく悩んでいて、ロープレにも苦手意識があったくらいだったので。そこからよく頑張ったなと思いますね」
杉山さんは、個人売上達成率は132%、オプション売上達成率は302%で部署1位と大きな成果を達成しました。しかし意外にも、入社当初は「向いていない」と悩んでいた杉山さん。成長の軌跡、そして中畝さんがどのようなサポートをしてきたのか、詳しく伺いました。
厳しいケーキ屋のアルバイトで培われた“やり切る力”

大学時代の杉山さんは、ケーキ屋でのアルバイトを4年間続けていました。
杉山さん「お中元やお歳暮用の洋菓子や和菓子を販売していたので、企業様への納品手配などが多く、本当に厳しいお店でした。社長クラスのお客様への言葉遣いや気遣いなど、徹底的に指導していただきました。社会人レベルのマナーが求められるので、すごく大変でしたね」
一見、華やかに見えるケーキ屋のアルバイトですが、厳しい環境だったようです。それでも続けられた理由を杉山さんはこう語ります。
杉山さん「私の性格上、中途半端な状態で逃げ出すのがすごく嫌なんです。言われたことを全部やってみるうちに、だんだん仕事ができるようになり、周りの先輩方からも認めてもらえて、色々な仕事を任せてもらえるようになりました。そこにやりがいを感じ、続けることができました」
4年間で身につけた“やり切る力”は、現在の仕事にも通じています。次に、ビースタイルメディアへの入社理由について伺いました。
杉山さん「スカウトをもらったのがきっかけで説明会に参加するうちに、ビースタイルの理念である『四方よし』という考え方に共感しました。
四方よしは、広い視野で社会が良くなるよう企業活動に取り組む姿勢です。自分と関わる人にプラスの影響を与えたい、人のために何かをすることが好きな自分の性格と合っていると感じたんです。
『しゅふ雇用』という事業内容も大きいですね。経済学部で、日本の人手不足を解決するには外国人雇用や主婦雇用が重要だと学んでいたので、自分が入社して社会課題の解決に貢献できるイメージが湧きました」
さらに、「選考過程で社員の方々とお話しするなかで『本当に良い人が多いな』と感じたのも入社の決め手になりました」と語ります。
杉山さん「ビースタイルは、誰かのために時間を使うことを惜しまない、困っている人は絶対に助ける社風です。入社してからも私が悩んでいたら先輩方から声をかけてくれるなど、常にフォローしていただきました。上京して一人暮らしを始めたので、チームは家族のような存在です」
マーケティング志望から営業配属へ。葛藤の中で見つけた覚悟

「データ分析を通して、しゅふ雇用を伸ばしたい」とマーケティング職を希望していた杉山さんですが、配属されたのは営業職でした。その時の心境を語ります。
杉山さん「かなり不安でした。もともと人前で話すのが得意ではなく、緊張して言葉が出てこなくなってしまうタイプだったので…。でも、代表や中畝さんが何かを見抜いて私を選んでくれたのだろうと思い、期待に応えようと覚悟を決めました」
一方、上司の中畝さんは、配属当初の杉山さんについてこう振り返ります。
中畝さん「正直に言うと、目立つタイプでもないし、行動量が多いタイプでもない。営業職に配属されたものの『大丈夫かな』と心配に思う部分はありましたね」
杉山さん「そんなに心配されてたんですね(笑)」
中畝さん「はい(笑)。上期はずっとその印象でした。結果が出せず落ち込んでいる姿を見て、続けられるのかなと。ところが、下期に入ってから、急に行動量が爆発的に増えたんです。何も言わなくても一番アポイントを取ってくるし、提案量がとにかくすごい。『急に覚醒したな』とびっくりしました」
上期の「冬眠」から覚醒。当たり前の積み重ねが急成長の原動力に
上期はなかなか成果を出せなかった杉山さんですが、下期に入ると急に「覚醒した」といいます。そのきっかけを、杉山さんご自身はこう分析しています。
杉山さん「特にはっきりとしたきっかけはないんです。私はよく『冬眠してた』と言っているのですが、上期の半年間はとにかく“蓄えの時期”でした。当たり前のことを当たり前にできるようにして、お客様と信頼関係を構築するための期間だったと捉えています。その積み重ねが、下期になって花開いたのかなと」
中畝さん「急に大きな受注が増えてきて、『変わったな』と本当に驚いたのを覚えています」
杉山さんが「冬眠期間」と呼ぶ上期の半年間。その間、中畝さんは、彼女の成長をじっくりと見守っていました。
中畝さん「私は1年目の社員に、いきなり技術的なことは教えません。それよりも、『お客様から見たら1年目なんて関係ないんだよ』とか、『当たり前のことはちゃんと当たり前にやろうね』といった、仕事への姿勢やスタンスの部分をとにかく言い続けていました」
中畝さんは、仕事への姿勢やスタンスについての指導を大切にしていた理由をこう語ります。
中畝さん「スキルに目を向けてしまうと、どうしても先輩との差に落ち込んでしまいます。それに、当たり前のことができないままスキルだけ身につけて成長すると、いつか必ず大きなミスをしてしまう。
だからまずは基礎の部分をしっかりつくってほしかったんです。そこが固まれば、スキルがついてきた時に大きな成果を残せるだろうと思って接していました」
基礎を重視する中畝さんの指導を受け、杉山さん自身が大切にしていたスタンスがあります。
杉山さん「何かできなくても『逃げない、諦めない』ということです。仕事をしていると辛い時期は必ずあります。そこで『もうダメだ』と諦めるのではなく、いったんやり切る。やってみれば大体できるようになる、という自分への信頼が昔からあったんです。できなくてもまずやってみる。その繰り返しで成長していくのが、1年目なのかなと思っていました。
配属後は毎日1ヶ月間ロープレを続けました。毎日誰かと1時間ほどロープレをするうちに、話すことが自分の中で当たり前になっていきました。あの期間が成長につながったと思います」
中畝さん「私も決めたことをちゃんとやり切るところが、彼女の最大の強みだと思います!」
達成率302%。MVP受賞を決定づけた圧倒的な成果
地道な積み重ねは、下期の大きな成果へと繋がります。MVP受賞の決め手となった成果について、杉山さんはこう分析します。
杉山さん「一番は数字だと思います。個人売上の達成率が132%で、特にオプションサービスの売上達成率が302%と高く、部署1位を獲得できました。行動面でも、後半はチームの達成を意識して皆に声かけができたので、そういった部分も評価していただけたのかもしれません」
達成率302%という大きな成果の背景には、顧客への真摯な姿勢がありました。
杉山さん「売上を達成できたのは、お客様の採用成功のために、逆算して考えた結果だと思っています。通常のプランだけでは求める採用人数に届かない場合、サイトのトップページにバナーを掲載するオプションを提案します。
純粋にお客様のためを思って提案していたので、費用のかかるオプションであっても、自信を持って販売できたのが成果につながりました」
しかし初めの頃は、お客様にとって良い施策であっても、追加料金が必要なオプションの提案には心理的なハードルがあったと語ります。
杉山さん「お客様の費用負担が気になり、ためらっていました。そこでオプションの提案で圧倒的な成果を出している先輩に同席してもらい、実際のトークをメモして自分の商談でも試すようにしました。
先輩のアドバイスで特に印象に残っているのが『オプションの効果は大きいので、お客様のことを思うなら提案すべきだよ。提案しないのは、お客様のためにならない』という言葉です。その言葉にハッとして、自信を持って提案できるようになったんです。積極的に提案するようにした結果、お客様にも価値が伝わり、導入いただけることが増えました」
「チームのみんながいる」という安心感に背中を押された

杉山さんの目覚ましい成長の背景には、ビースタイルメディアならではの、若手の挑戦を後押しする環境がありました。
杉山さん「私も含め1年目は、失敗を恐れてしまうものだと思います。でも、中畝さんをはじめチーム全体がすごく懐が広くて、『何かあっても絶対に私たちがなんとかするからね』という雰囲気でした。
そのおかげで大きな商談であっても、怖じ気づかずに挑戦できたんです。お客様のためという想い、そして何かあってもチームのみんながいるという安心感が、常に背中を押してくれていました」
中畝さん自身も、「若手が挑戦しやすい環境づくりを大切にしている」と語ります。
中畝さん「若手が早いうちから経験を積むことが、会社の未来に大きく貢献すると思っています。だから、多少スキル的に不安でも仕事を任せてみる。そして、その責任は自分が取る。そういったスタンスで、彼らがどんどん挑戦できる環境をつくるようにしています」
次のステップは「人の成果を引き出す」存在になること
2026年4月25日、杉山さんは全社のフロント部門の年間MVPを受賞しました。圧倒的な行動力でクライアントの課題解決に貢献し続ける姿勢が、社内外からの信頼や成果につながりました。
そんな杉山さんが3年目に入って新たに挑んでいるのが、後輩の育成です。「営業とはまた違ったやりがいと育成の楽しさを感じています」と、その手応えを語ります。
杉山さん「新卒はもちろん中途で入社された年上の方を教える立場になりました。関わる後輩たちに尊敬されたり、応援されたりするような人になりたいです。
私がメンターをしている後輩のなかに、私と同じように『営業に向いていない』と悩んでいた人がいます。その後輩には『同じ時期の私よりもずっとできているよ』『○○ができるようになったね』と、自分の経験を踏まえて、モチベーションを上げるように心がけていました。少しずつ後輩の表情が明るくなり、実際に大きな案件を受注できた時は、本当に嬉しかったです。今後は育成にもさらに力を入れていきたいです」
中畝さん「私もぜひ、育成を頑張って欲しいですね。自分の成果は出せるようになったので、次は『人の成果を引き出す』というステージに挑戦してほしいです。自分ができて当たり前、人にできるようにさせて初めて一人前だと思います。今後はグループリーダーや課長クラスを担っていく人材として期待しています。
リーダーはルールをつくってメンバーに守ってもらい、そして自分自身が誰よりも体現できなければならない。その点、やり切る力が高い杉山は、リーダーとしての適性がすごくあるなと感じています」
杉山さん「頑張ります!」
最後に、杉山さんからこれから入社する方へメッセージをいただきました。
杉山さん「ビースタイルメディアは、若手が活躍できる機会がすごく多い会社です。そして裁量権が大きい一方で挑戦の結果をチームで受け止める体制があるので、安心して新しいことに踏み出せます。早いうちに管理職になりたい、たくさんの経験を積みたいという方には、すごく向いている環境だと思います」
「逃げない、諦めない」という杉山さんのスタンスと、「まずは基礎を固める」という中畝さんの指導スタイル。その根底に共通しているのは、目の前のことを「やり切る」姿勢です。
現在杉山さんは、自らの経験を糧に後輩の成長を支えています。このバトンが、ビースタイルメディアの未来をつくる力になっていくでしょう。

(執筆:川瀬ゆう)
