HRog編集部から読者の皆様へ2023年のあいさつ

新年明けましておめでとうございます! また、いつもHRogをご覧いただきありがとうございます。

2023年、HRogはリリース10周年という節目を迎えることとなります。これもひとえにHRogを応援してくださる読者の方々や、こころよく取材にご協力いただいている皆様のおかげです。この場を借りて心より感謝申し上げます。

2022年は多くの業界でコロナ禍からのV回復傾向が続いた年でした。コロナ禍以来初の行動制限のない長期休暇や、政府が主導する全国旅行支援などの影響を受け、新型コロナウイルスによる打撃の大きかった「旅館・ホテル」系職種が大きく成長しています。また、旅客運送関連需要が喚起されたことにより「運輸/物流」系職種で大きく求人が増加していることも注目すべき点です。

製造系、医療・福祉系職種など、一部の業界で回復トレンドは落ち着きつつあるものの、少子高齢化の大きな波を受けて今後も求人数は右肩上がりの傾向が続く見込みです。また最低賃金や雇用保険料率の引き上げなどの影響で、雇用者一人当たりの金銭的コストは今後も膨らみます。

採用・雇用の体力がない中小企業では 、「いかに人材を確保するか」という採用課題と「少人数でも業務プロセスが滞らない仕組み作り」というDXの課題が浮き彫りになった一年でした。2023年の人材業界はそれらの要請に応えるため、業務プロセスそのものを外部委託するBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)や、業務プロセスをデジタルに置き換えて効率化を図れるIT人材の需要が加速することが予想されます。

そのような情勢の中で2023年のHRogは「人材業界の一歩先を照らすメディア」として、求人市場の詳細なレポートや人材業界DX、採用DXに関する情報など、人材業界が向き合うべき課題に踏み込んだ情報をお届けできればと思います。

そして人材業界全体をエンパワーメントできる存在となれれば幸いです。

2023年もHRogをよろしくお願いいたします!

HRog編集部一同