どうなる2020年?HRog編集部の人材業界マーケット予測!

新年明けましておめでとうございます! おかげさまでHRogはメディア立ち上げから8年目に突入しました。これもひとえに応援してくださる読者の方々やメディアにご登場いただける方々のおかげです。心より感謝申し上げます。

2013年のメディア立ち上げ当初から、HRogは人材業界に特化したメディアとして人材業界の取り組み・サービスに関するニュースや求人マーケットレポートを配信しながら、人材業界を見つめ続けてきました。

ここ数年採用難易度が高止まりしているため、求人マーケットは拡大を続けています。一方でHR Techの発展に伴い、人事・採用領域ではさまざまなサービス・プロダクトが立ち上がりました。中でも2019年は「人事・採用業務の内製化」が加速した年だと振り返っています。

「採用マーケティング」「戦略人事」「採用広報」などのキーワードが表す通り、テクノロジーやプラットフォームを活用し「自分たちのブランディングを自分たちでやる」「入社後の活躍にフォーカスする」と人事部も力を入れるポイントが変わってきました。人事の担当業務は大きな広がりを見せています。2020年も引き続きその流れを受け、人事領域と経営領域がさらに密接になっていくでしょう。

そして、リファラル採用やオウンドメディアを活用した採用といった新しい採用手法が台頭する中で「求人媒体や人材紹介、人材派遣から徐々に自社での採用PDCAを回すことにシフトする」という企業の動きは今後も拡大しそうです。

また、2020年には東京オリンピックの開催があります。オリンピック後の景気の先行きが見えない中で、今まで拡大を続けていた求人マーケットに向かい風が吹くかもしれません。

2020年の人材業界は「人事・採用業務の内製化」と「マーケットの頭打ち」を背景としてサービスやプロダクトの淘汰が進む1年ではないかと考えています。そして人材業界で働く(主に営業職として従事される方)一人ひとりが「自分の営業が提供している価値」「自社サービスが提供している価値」「この業界が提供している価値」を改めて考えることが必要になってくるのではないでしょうか。

そのような変化の中で2020年のHRogは「人材業界の一歩先を照らすメディア」として、読者の方々にさらに寄り添い、踏み込んだ情報をお届けすることで、人材業界・サービス・営業が提供できる価値とは何かを考える「ヒント」をお伝えできればと思います。

そして人材業界で働くことを誇りに思う人を増やし、業界全体をエンパワーメントできる存在となれれば幸いです。

それでは2020年もHRogをよろしくお願いいたします!

(HRog編集部)