
ビジョナル株式会社の2026年7月期第1四半期決算が2025年12月11日に発表されました。この記事ではその決算・IRの内容をわかりやすくまとめて分析・解説し、人材業界の最新トレンドに迫ります。ぜひチェックしてください!
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ビジョナルの今期決算について、売上高や純利益の増減率とその要因をグラフィックで一目でわかるようまとめました。

会社の業績としては、プロフェッショナル人材への企業の採用ニーズや求職者の動向が引き続き好調に推移し、BizReach事業がグループ全体の業績をけん引。売上高は233.3億円(前年同期比+24.8%)、営業利益は70.6億円(前年同期比+29.6%)となり、各事業が計画通りに推移しました。純利益は54.7億円(前年同期比+35.3%)と大幅に増加しています。
ビジョナルの今期決算について、主に決算短信をもとにセグメント別の業績や業績予想について詳しくまとめました。

HR Techセグメントは、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「BizReach」事業や、人的資本データプラットフォームの構築を目指す「HRMOS」シリーズなどを展開するセグメントです。
BizReach事業
引き続きプロフェッショナル人材領域の人材需要の強さや、積極的な広告宣伝活動の結果として、第1四半期末時点で累計導入企業数は40,000社以上(前連結会計年度末38,100社以上)、利用ヘッドハンター数は9,300人以上(同9,000人以上)、スカウト可能会員数は319万人以上(同307万人以上)となりました。すべての指標について前連結会計年度末比で成長しています。
売上高は196.5億円(前年同期比+20.2%)、営業利益は88.3億円(前年同期比+27.3%)で、利益率は45.0%となりました。例年同様、下期偏重の投資計画に基づき、第1四半期は通期の中で最も小さい投資計画であるため、利益率が通期見通し比で高くなることは計画通りです。
HRMOS事業
プロダクト投資を継続しつつ、利用顧客の拡大のための営業活動等を行いました。2025年10月1日付で当社の連結子会社である株式会社ビズリーチがクラウドシステム「sonar ATS」を主力サービスとするThinkings株式会社の100%株式を取得しました。
売上高は17.8億円(前年同期比+54.7%)となり、各サービスの売上高が伸長しました。第1四半期については、「sonar ATS by HRMOS」の1カ月分が連結されています。営業損失は0.8億円(前年同期は0.7億円の損失)となりました。
Incubationセグメントは、「トラボックス」「M&Aサクシード」「yamory(ヤモリー)」「Assured(アシュアード)」等で構成され、中長期的な企業価値向上を目指してHR Tech以外の成長事業領域において事業創造を行っています。
各事業については、HR Techセグメントより生み出される利益の範囲内で人材投資、新規プロダクト開発、広告宣伝活動等を行っており、第1四半期累計期間のセグメント売上高は11.2億円(前年同期比+98.8%)、セグメント損失は4.6億円(前年同期は3.5億円のセグメント損失)となりました。
2026年7月期の連結業績予想に変更はなく、通期連結売上高は992.0億円(前期比+23.7%)、営業利益は231.0億円(前期比+7.7%)、純利益は160.8億円(前期比+0.8%)を見通しています。

2025年10月1日付で、ビジョナルグループは大企業の新卒領域を中心に採用管理クラウド市場をけん引してきたThinkings株式会社の全株式を取得しました。
Thinkings株式会社は、クラウドシステム「sonar ATS」を主力サービスとして2012年にサービスを開始し、変化し続ける市場において顧客ニーズに応えるプロダクト開発力で、大手企業の新卒採用領域を中心に確かな地位と強固な顧客基盤を築いてきました。
2025年12月には、「sonar ATS by HRMOS」へのリブランドを発表。同社を迎えることにより、ビジョナルグループは中小・中堅企業から大企業の新卒及び中途採用領域の採用管理クラウドサービスのマーケットリーダーとしての地位を強固なものとすることを目指しています。

Thinkingsの株式を取得したことにより、ビジョナルはBizReachとHRMOSのデータ連携を通じて、経営戦略と連動した人材戦略の実践を支援する一気通貫型の人的資本データプラットフォームをシリーズで展開していきます。
今期のビジョナルは、中核サービス「BizReach」が累計導入企業数40,000社超、スカウト可能会員数319万人超と堅調に成長を続け、売上高は前年同期比20.2%増、営業利益率45.0%と圧倒的な収益力を示しました。人材業界におけるプロフェッショナル人材の採用ニーズの強さと、ダイレクトリクルーティング市場の拡大が鮮明になっています。
特に注目すべきは、ビジョナルが「採用」から「人材活用」へと事業領域を拡張している点です。Thinkings株式会社の株式取得により採用管理クラウドのマーケットリーダーとしての地位を強固にし、「社内版ビズリーチ by HRMOS」によって人材流出防止という新たな経営課題に挑んでいます。転職市場で培ったデータとAI技術を社内人材の活用にも応用することで、「外部採用」と「社内登用」を一気通貫で支援する人的資本データプラットフォームの実現を加速させる戦略が明確になりました。
HRog編集部では、引き続きビジョナルの動向と人材業界の最新トレンドに注目していきます!
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【参考URL】
ビジョナル26年7月期第1四半期 決算短信
ビジョナル26年7月期第1四半期 決算説明資料
ビジョナル26年7月期第1四半期 FAQ
