21卒社員の73.9%が3年以内の転職を検討、株式会社ライボ調査

株式会社ライボは同社が運営する「Job総研」において、2021年4月に入社した社会人の男女を対象に「2021年新入社員実態調査(後編)」を実施した。

同社は「2021年新入社員実態調査(前編)」において、勤務先と労働環境の満足度についての21卒社員の本音を調査した。今回の後編では、転職に対する意識や職場におけるストレスについて調査を行った。

調査結果は以下の通り。

34.0%の新入社員が既に転職を検討、うち入社3か月以内に検討し始めた人が47.7%

現在転職を検討しているか尋ねたところ、34.0%の人が「はい」と回答した。

「転職を検討している」と回答した人に検討し始めた時期について尋ねたところ、「4月」と回答した人が29.2%、「5~6月」と回答した人が18.0であった。入社3ヶ月以内には転職を考え始めた新入社員が47.2%を占めた。また、検討し始めたきっかけは「やりがいを感じない」が33.3%で最多、次いで「給与が低い」が25.9%となった。

「職場でストレスを感じる」新入社員は39%、原因は「給与」が最多

現在勤務している職場でストレスを感じているか尋ねたところ、「非常に感じる」と回答した人が16.7%、「やや感じる」と回答した人が22.3%であった。合計で39%の新入社員が現在の職場にストレスを感じていると分かった。

ストレスの原因について尋ねたところ、「給与が見合わない」が37.0%で最多となった。次いで「ハラスメントを受けている」が29.6%、「業務量過多」「休息が足りない」が22.2%と続く。

新入社員の89.8%が5年以内の転職を考えている

現在勤務している職場の在籍予定期間を尋ねたところ、「すでに転職活動中」が17.4%、「すぐにでも辞めたい」が20.3%、「1年未満」が14.5%、「3年未満」が21.7%となった。合計で79.3%の新入社員が3年以内に転職したいと考えている。また、「5年未満」と回答した人は15.9%で、5年以内の退職を検討している新入社員は合計で89.8%にのぼった。

詳細結果はコチラ

約3人に1人の21卒社員が入社から半年の時点で転職を検討しているほか、今後5年以内の就職を考えている人は約9割を占めるなど、新卒社員は転職を手札の一つとしてフランクに捉えているようだ。21卒社員の間では「転職ありきのキャリア設計」が主流となっていると言えるだろう。

調査概要

調査対象者:全国/男女/20代
調査条件:2021年4月入社の社会人、20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間:2021年9月17日~2021年9月24日
サンプル数:260
調査方法:インターネット調査

【参考URL】Job総研による『’21卒 入社半年の転職意識調査』を実施 7割が3年以内に転職を希望 転職時代に薄れる終身雇用