「リファラル採用で入社した人を見た」ことが紹介に繋がる、株式会社MyRefer調査

自社の社員に友人や知人を紹介してもらうリファラル採用を活用する企業が増えている。中小企業、ベンチャー企業などで多く導入されており、従業員の信頼する人脈から優秀な人材に出会うことができるためミスマッチが防げるなど、様々なメリットがある。

株式会社MyReferは、同社が運営する「リファラル採用研究所」において、株式会社ビジネスリサーチラボ代表取締役の伊達 洋駆氏との共同研究として「日本の人材市場におけるリファラル採用に関する共同研究」を実施した。

リファラル採用に繋がる要因として9つの指標を設定し、またリファラル採用における状況を「紹介意思」「紹介実施」「友人の入社」「友人の活躍」の4つに分けた。各要因と状況の相関関係を調査し、分析を行った。

調査結果は以下の通り。

「求職者を助けたい気持ち」が紹介に影響

紹介意思の要因を分析したところ、「求職者を助けたい気持ち」「会社への帰属意識」「魅力的な組織イメージ」が関連している結果となった。紹介意思を高めるためには、会社に対していいイメージと愛着を持ってもらう環境づくりが重要だ。会社のことを深く知ってもらうために、自社にしかない魅力をアピールすると効果的だろう。

実際に「紹介行動」を取る可能性を高める要因については、求職中の知人がいるかどうかということが影響を及ぼしている。「リファラル採用で入社した人を見た」ことも紹介実施に大きな影響を与える。周りにリファラル採用で入社した人がいる「身近さ」や「受け入れ体制」が紹介実施を促していると考えられる。リファラル採用で入社した人の事例を社内で広めていくことが有効だ。

「リファラル採用で入社した人を見た」ことが紹介に繋がる

紹介した知人・友人が内定する可能性に関連した要因について調査したところ、求職者を助けたい気持ちが内定に影響することが分かった。親身になることが、知人・友人にマッチした紹介を行うことに繋がるようだ。また「リファラル採用で入社した人を見た」ことも大きな要因になっている。リファラル採用で入社する人がいれば、どういう人を紹介すればよいかイメージがつきやすくなる。社員に対して、リファラル採用での入社事例や採用基準の認知をしっかり行っていくことが、マッチングの高い紹介に繋がっていくだろう。

会社への帰属意識が「紹介意思」を促進し「紹介した友人の入社」が愛着を向上させる

リファラル採用を実施することで、紹介した社員の会社に対する愛着向上にどのような影響があったかを調査した。その結果、「紹介して入社した」場合の方が「紹介したが入社していない」場合より、紹介による会社への愛着向上が高いという結果となった。実際に友人が入社することで、一緒に働ける仲間が増えて嬉しくなり、会社への愛着が高まると考えられる。

また、会社への帰属意識の高い人ほど「知人・友人に自社を紹介したい」と思っており、実際の紹介実施にも繋がることが分かった。紹介した友人が入社すると、その後の会社への愛着が高まることから、会社に愛着を持っている人をリファラル採用活動に巻き込むことで、ポジティブな循環が生まれ、組織全体のエンゲージメント向上が期待できる。

詳細結果はコチラ

今回の調査によって、リファラル採用を推進することで組織全体にも良い影響が及ぶことが分かった。企業は自社社員に対して、自社の魅力を社内に浸透させ、紹介のきっかけを提供することが大切だ。また、リファラル採用を受ける人には、ウェルカム会食の実施や、丁寧なフィードバックを行うなど、働きやすい環境を作ることが重要になるだろう。

調査概要

調査期間:2021年9月2日~2021年9月30日
調査方法:インターネット調査・MyRefer活動ログ解析
調査対象:リファラル採用制度を活用する企業の従業員
有効回答数:1,532名

【参考記事】【日本の人材市場におけるリファラル採用に関する共同研究】リファラル採用は人材確保などの採用面だけでなく、会社全体のパフォーマンスにも良い影響を及ぼすことが明らかに!