「転職理由は本音で話すべき」転職経験者の56.0%が回答、株式会社ライボ調査

株式会社ライボは同社が運営する「Job総研」において、「転職理由を本音で話すべきか」についての意識調査を実施した。

調査結果は以下の通り。

転職理由は本音で話すべき、56.0%が回答

面接で転職理由の本音を話すべきか尋ねたところ、56.0%の人が「はい」、44.0%の人が「いいえ」 と回答した。

本音で話すべきと回答した人に理由を尋ねたところ、「企業とのミスマッチを防ぐため」や「嘘はバレるため」が多く挙げられた。一方で建前で話すべきと回答した人からは、「合格することが大事なので、そのためには本音だけでなく建前も必要」や「転職理由がネガティブなものであるため、伝えると印象が悪くなってしまう」などの意見が挙がった。

中には「多少の誇張やアピールは必要で、バランスが大事。自らネガティブな情報を積極的に開示する必要もないので、しっかりと前向き且つ一貫性のある話し方をすれば良い」との声もあった。

転職理由の本音、1位は「報酬を上げたい」

転職理由の本音を尋ねたところ、「報酬をあげたい」が35.0%と最も多かった。次いで「職場の人間関係が合わない」が10.7%、「会社のビジョンや方向性に疑問を感じる」と「自身の働き方を見直したい」が10.0%だった。

転職理由の建前、1位は「専門スキルや知識を発揮したい」

次に転職理由の建前を尋ねたところ、「専門スキルや知識を発揮したい」が25.5%で最多だった。次いで「報酬を上げたい」が12.2%、「自身の働き方を見直したい」が11.6%と続く。

「報酬をあげたい」は本音では35.0%の人が回答していたのに対して建前では12.2%と、約3分の2の人が面接時に本音を隠していることがわかった。また本音の理由で2番目に多かった 「職場の人間関係が合わない」 も建前では4.1%で7番目と、求職者にとって言いづらい理由となっているようだ。

面接時にお金の話や職場・人間関係への不満を口にすると相手からの印象が下がるという恐れにより、「スキルや知識を発揮したい」というポジティブな理由を建前にしている人が多いようだ。ポジティブな面をアピールすることも重要だが、それだけではミスマッチに繋がりかねない。面接担当者は相手から本音を引き出せるよう、雰囲気づくりや質問の仕方に工夫が求められるだろう。

調査概要

調査媒体:Job総研
調査対象者:全国/男女/20~69歳
調査条件:1年以内〜10年以上勤務している社会人/20~1000人以上規模の会社に所属/転職経験が1回以上ある社会人
調査期間:2022年1月7日〜2022年1月12日
サンプル数:638名 
調査方法:インターネット調査

【参考URL】転職理由は本音で話すべき?638人に聞いたアンケートを元に解説!