厚生労働省が2月1日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2021年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.16倍と、前月よりも0.01ポイント上昇した。
12月の新規求人(原数値)は前年同月比で12.2%増。産業別に見ると、製造業で34.6%、情報通信業で20.4%と大幅に増加したほか、運輸業・郵便業、サービス業(他に分類されないもの)でも15%以上の増加となった。
総務省が発表した12月の完全失業率(季節調整値)は2.7%。前月から0.1%改善した。
また、令和3年の有効求人倍率の平均は1.13倍。前年の1.18倍から0.05ポイント下回り、3年連続の低下となった。平均の有効求職者数が前年比6.6%増加したのに対し、有効求人数は前年比1.6%の増加に留まった。